引き続きロンドンにいます。
こっちは既にかなり寒くて、朝の通勤時など、みんなコートを着て、襟巻きをしたりしてます。「海外IR」と云うものは、これは会社さんによっても違うとは思うのですが、昨日も書いたように一般に強行軍になりがちです。折角来たのだから、と云うことで無理をして多くのアポを入れてしまうのでしょう。加えて時差の問題があり、寝るべき時間に起きて仕事してしまったりします。
更に困ったことには、現代の「Eメール」と云う代物が、容赦なく送られてきます。Eメール以前の時代では、「私」の稼働可能時間に合わせて電話や伝言が伝えられる訳ですが、現代に於いては、「私」のキャパシティに関係なく、いつも通りにタマが投げられてくる訳です。これは大変です。そこでアップアップしながら悪戦苦闘をすることになります。睡眠時間は必ず不足します。
そこで今回から、「居眠り」を意識的に活用し始めました。投資家ミーティングの合間に15分間居眠り。ディナーの前に15分居眠り。横にならなくてもOKで、椅子に座ったまま、目をつぶってじっとする。イメージとしては、寝て体を休めると云うよりは、体の動きを止めて、気持ちとか内臓とか頭とかを同期させて、リセットして再スタート、と云うような感じです。これが効きます。いつまで有効か定かではありませんが、居眠りを活用しながら何とか乗り切ろうと思います。明日はNYです。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。