昨日、社を出て慰労会に行くのに、渋滞に巻き込まれました。タクシーを待っている時に一台、気が付いているようですが敢えて中央側を通り、無視して止まらない空車がありました。まるでバブル絶頂期のひとコマのようです。渋滞の様子もバブル期のようで、哀しいやら嬉しいやら、不思議な感覚です。
バブルが弾けていく過程で憶えていることがひとつあります。天皇が崩御する前月の1988年のクリスマスは、街は自粛気味で、結局そのまま、良く言えば静かな、悪く言えば沈滞したムードが、ひたひたと拡がっていきました。日経平均は翌年末に最高値を付け、そこから崩壊していきました。しかし街の雰囲気的には、87年がピークで、88年自粛、89年から下がり続けた、そういうイメージがあります。そしてこの十数年間、クリスマスまで街は一旦華やかになりますが、26日から一気に閑散となっていた気がします。
しかし昨日は立派に渋滞していました。今日もオフィスから外を見るとかなり混んでいます。景気が良くて仕事量が多く、クリスマスを超えても忙しさが変わらず、休みに入らないで働いていて、ならば忘年会!という人が多いのでしょう。しかし景気回復はいいのですが、タクシーが止まらなくなるのだけは困りますね。