電化製品のことを英語では「エレクトリカル アプライアンス」と言い、日本においても業界の人はエレキと言ったりします。私はエレキに目がありません。しょっちゅう秋葉原に行っていろいろな店を覗いては、たまに衝動買いをしてしまいます。この週末も当社として初めての主幹事案件(ソースネクスト)の記念キャンペーンを秋葉原でしていたのですが、ちょっと抜け出して店の中に行き、ソニーのネットワーク・ウォークマンを買ってしまいました。重さたったの55グラム(内蔵電池含む)。ポケットライター程度の大きさで、重さも金属製のライターより軽いシロモノです。デザインも性能も申し分ないのですが、あまり書くとまるで宣伝みたいなので控えます。ネットワーク上での音楽配信などについては、世間、特にアメリカ、ではナップスターとレコード業界の間などでかなり激しい論争が行なわれていますが、MP3(インターネット上で広く普及している音声圧縮規格)はリオ(当時のプレイヤー)が世に出始めた3年前頃に試しにいろいろ聞いたぐらいで暫く御無沙汰していました。実際に使ってみないと世の中に遅れてしまうという焦りのような気持ちもありましたが、不安的中。しかし日本の技術は捨てたモンではありませんね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。