【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 53,569.44  △105.56 (8/27)
NASDAQ: 26,541.35  △411.16 (8/27)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇しました。27日朝にエヌビディア[NVDA]が決算を発表し売上高が大幅に成長したほか、強気の業績見通しを示したことでテクノロジー株が買われ、フィラデルフィア半導体株指数は2.3%高となりました。テクノロジー株が相場を牽引しました。

ダウ平均は149ドル高の53,613ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落に転じ、日本時間22時32分に118ドル安の53,345ドルでこの日の安値をつけました。その後、反発し再び上昇に転じ、日本時間0時24分に243ドル高の53,707ドルでこの日の高値をつけました。以降は上昇幅を縮小する場面もあったものの概ね横ばい圏で推移し最終的に105ドル高の53,569ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は411ポイント高の26,541ポイント、S&P500株価指数は55ポイント高の7,730ポイントでいずれも反発しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち1業種が上昇、10業種が下落となりました。情報技術が3.4%高となりました。一方で、生活必需品が1.5%安、ヘルスケアが1.1%安、一般消費財・サービスが1.0%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中6銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]は2026年5-7月期決算が市場予想を上回ったほか、2027年1月期の通期見通しの上方修正やアンソロピックとの提携拡大が好感され、22.6%高となり構成銘柄中の上昇率トップとなりました。また、エヌビディアは前述の通り、2026年5-7月期の決算を発表し大幅に増加した売上高や強気な通期見通しが好感され8.7%高となりました。そのほかアイビーエム[IBM]が3.9%高となりました。一方で、24銘柄が下落し、マクドナルド[MCD]、ウォルト・ディズニー[DIS]がいずれも2.6%安、メルク[MRK]が2.3%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ディスカウント大手のダラー・ゼネラル[DG]は第2四半期の調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、自社株買いを次の四半期に再開する計画を発表し2.5%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%高い4.67%となりました。28日朝のドル円相場は159円前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場はテクノロジー株が相場を牽引し主要3指数は揃って上昇しました。ダウ平均、S&P500株価指数はいずれも構成銘柄の大半が下落しましたが、エヌビディアの好決算が波及したテクノロジー関連銘柄が相場を牽引し、あらためてそれらの銘柄の相場全体に与える影響の大きさが浮き彫りとなりました。

夜間の日経平均先物は前日と同じ66,150円で取引を終えており、本日の日本市場は半導体関連銘柄が相場を牽引する一方で、その他の銘柄が伸び悩む展開が予想され、上昇余地は限られると予想されます。また、個別株では、昨日キオクシアホールディングス(285A)は岩手県で半導体メモリーの新製造棟を建設すると発表したほか、同社社長がサンディスク[SNDK]の社長とともに高市首相を表敬訪問し、新棟建設を含め今後6年で総額5兆円規模を共同投資する方針を表明しました。
また、本日の寄付き前には東京CPIが発表されるためこちらも注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)