【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 53,277.01  △517.80 (8/21)
NASDAQ: 26,180.46  △113.29 (8/21)

1.概況

先週末の米国市場は主要3指数が揃って上昇となりました。中東情勢の不透明感や金利高が引き続き懸念事項となる中で、前の日はダウ平均が703ドル(1.3%)安など大きく下げた反動もあり、主力株を中心に見直し買いが入りました。ダウ平均は上昇基調で堅調に推移し、最終的に517ドル高の53,227ドルで取引を終えました。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は113ポイント高の26,180ポイント、S&P500株価指数は33ポイント高の7,674ポイントでそれぞれ反発しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。貴金属や銅価格の上昇などを受け素材が2.2%高でセクターの上昇率トップとなりました。ヘルスケアが1.3%高、金融が1.0%高となりました。一方で公益事業が2.3%安、その他3業種が1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中21銘柄が上昇しました。ゴールドマン・サックス[GS]が3.7%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。メルク[MRK]が2.4%高で続き、セールスフォース[CRM]が1.8%高、キャタピラー[CAT]とアメリカン・エキスプレス[AXP]が1.5%高となりました。一方でハネウェル・インターナショナル[HON]が1.1%安、エヌビディア[NVDA]が1.0%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、テスラ[TSLA]が5.1%高となりました。ネバダ州の一部地域において、自動運転タクシー(ロボタクシー)の運行が承認されたと伝わったほか、大型トラック「セミ」の欧州出荷開始などが報じられたことが材料視されました。半導体のブロードコム[AVGO]は、同社CEOが来年の人工知能(AI)向け半導体売上高が1000億ドル超になると見込んでいるなどが材料視され1.2%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.03%高い4.73%となりました。24日朝のドル円は158円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

先週末の米国市場は主要3指数が揃って上昇となりました。前の日に大きく下落した反動もあり、主力株が買い戻された格好です。一方で主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.5%安となりました。これらを受けて、週明けの日本市場で半導体銘柄の上値が重い一方で、非半導体銘柄が底堅い値動きとなると予想されます。また今週は26日にエヌビディアの決算が予定されており、内容を確認するまで半導体銘柄への買いは限定的となる可能性があるでしょう。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)