【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 52,224.64  △385.38 (7/21)
NASDAQ: 25,837.21  △329.14 (7/21)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇しました。半導体関連銘柄が買われ、フィラデルフィア半導体株指数が5.2%高となったほか、主要3指数が揃って直近まで続落していたことから押し目買いも入り、相場全体を押し上げました。

ダウ平均は77ドル高の51,916ドルで取引を開始しました。寄付き後に小幅に上下し、日本時間22時44分に50ドル高の51,890ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇し、日本時間1時56分に531ドル高の52,370ドルでこの日の高値をつけました。以降は上昇幅を縮小し最終的に385ドル高の52,224ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は329ポイント高の25,837ポイント、S&P500株価指数は65ポイント高の7,509ポイントでいずれも4日ぶりに反発しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇、2業種が下落となりました。情報技術が2.4%高、エネルギーが1.2%高、ヘルスケアが0.6%高となりました。一方で、生活必需品が1.0%安、コミュニケーション・サービスが0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。スリーエム[MMM]は2026年4-6月期決算で売上高などが市場予想を上回ったほか、2026年12月期の通期見通しを引き上げたことが好感され7.3%高となり構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が3.5%高、キャタピラー[CAT]が3.0%高となりました。一方で16銘柄が下落し、ボーイング[BA]が2.2%安、セールスフォース[CRM]が2.2%安、ウォルマート[WMT]が1.6%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング[TSM]は材料費や製造装置などのコスト上昇を理由に2027年に半導体の生産受託価格を最大10%引き上げることを発表し、5.5%高となりました。

5.為替、金利等

長期金利は前日比0.04%高い4,63%となりました。22日朝のドル円は163円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は半導体関連銘柄を中心に押し目買いが入り揃って反発しました。ただ、中東情勢をめぐっては引き続き緊張状態が続いていることで原油価格も上昇しており予断を許さない状況です。また、ドル円相場は米国債金利が上昇し、163円台となり約40年ぶりの水準となりました。今後の政府や日銀関係者の発言が注目されます。
夜間の日経平均先物は880円高の67,200円で取引を終えています。米国市場の上昇の流れを引き継ぎ、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)