足元、米国株式市場は底堅さをみせており、主要株価指数は最高値圏で推移しています。米国とイランが戦闘終結に向けた協議で合意に至るとの期待が一因ですが、良好な企業決算も株価押し上げ要因とみられます。そこで今回は、企業の業績に焦点をあてて、持続的な成長が期待され、株価が堅調に推移している銘柄を以下の条件に基づきピックアップしました。
<抽出条件>
・S&P500種株価指数に含まれる銘柄(不動産を除く)
・2021-2025年の各年における1株当たり利益(EPS)が全てプラス成長
・2026年、2027年の予想EPS成長率がプラス
・年初来の株価リターンが高い順に15銘柄を抽出
リストを確認すると、サイバーセキュリティベンダーのフォーティネット[FTNT]がリスト入りしました。人工知能(AI)関連のツールがサイバーセキュリティ企業の製品・サービスにとってかわるとの見方があったものの、5月6日に同社が公表した四半期決算では、市場予想を上回る高成長と業績見通しの引き上げが明らかになり、懸念を後退させました。同社の経営陣は、顧客企業がAIを導入・構築する過程でセキュリティ対策を講じている、との認識を示しています。また、世界最大級の産業用ガス供給会社であるリンデ[LIN]も基準を満たしました。米国ではロケット打ち上げの平均65-75%に対して同社がガス(液体酸素など)を供給していますが、サンジブ・ランバCEOはロケット打ち上げを中心とする宇宙セクターへの投資拡大方針を示しています。その他では、電力管理会社のイートン[ETN]もリストに入りました。同社は電力会社の発電、送電、配電に活用される電気関連製品などを手掛けています。
最近では半導体をはじめとするハイテク関連企業の株価の堅調さが目立っていますが、リストには生活必需品関連など様々な企業がありますので、銘柄選択の際の参考にしていただければと思います。
