【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,442.56  ▼4.87 (4/20)
NASDAQ: 24,404.39  ▼64.09 (4/20)

1.概況

米国市場は3指数揃って反落となりました。アメリカによるイラン船の拿捕や、イランが停戦協議への参加を否定したことで売りが優勢の展開となりました。

ダウ平均は25ドル安の49,422ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時33分に42ドル高の49,489ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落に転じ、日本時間23時51分に201ドル安の49,245ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや回復をしたものの最終的に4ドル安の49,442ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は64ポイント安の24,404ポイントで14日ぶりの反落となりました。S&P500株価指数は16ポイント安の7,109ポイントで6日ぶりの反落となりました。小型株で構成されるラッセル2000は16ポイント高の2,792ポイントで6日続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。素材が0.6%高となりました。金融、不動産が0.3%高で続きました。一方で、コミュニケーション・サービスが1.4%安、ヘルスケアと公益事業が0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が2.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が2.2%高で続き、ゴールドマン・サックス[GS]が1.7%高となりました。一方で、17銘柄が下落し、スリーエム[MMM]が2.0%安、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]、メルク[MRK]が1.7%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、マーベル・テクノロジー[MRVL]はアルファベット[GOOGL]傘下のグーグルと効率性を高める新たなチップを共同開発することが報じられ5.8%高となりました。イーライ・リリー[LLY]はがん治療薬開発バイオ、ケロニア・セラビューティクスを最大70億ドル規模で買収することで合意したことを発表したものの0.8%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前週末から横ばいの4.25%となりました。21日朝のドル円は158円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数はいずれも反落となりました。停戦期限が近づくも、米中央軍によるイラン船拿捕を受けて戦闘再開が意識され売りが優勢となりました。
一方、夜間の日経平均先物は420円高の59,320円で取引を終えており、米国市場の売りの流れとは対照的に本日の日本市場は上昇が見込まれます。引き続き中東情勢に影響を受ける市場環境ではあるものの、戦闘再開の懸念が広がる中でも米国市場は小幅下落にとどまり、中東情勢に対する感応度は依然と比べてやや低下している可能性も示唆されます。停戦期限が迫る中、停戦が延長されるか引き続き注視が必要です。また、本日の日本時間21時30分に予定されている米国の小売売上高の発表が注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)