悪材料をこなし最高値更新へ。次なる上値目標は66,000円か

東京株式市場は悪材料に取り囲まれながらも、ショートカバーによって意外高となっています。日経平均先物は4月17日の夜間取引で、60,130円まで上昇する場面がありました。週明け4月20日の寄り付きは、イランによるホルムズ海峡の再封鎖や、イランがアメリカとの再協議を拒否しているといったネガティブな報道を織り込む必要があり、59,000円割れからのスタートとなりました。ただ、売りが続く雰囲気ではありませんでした。

米国株式市場では米SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が連日で史上最高値を更新しています。ナスダックは13連騰と上昇に勢いが増しており、中東情勢を意識しつつも、投資家心理にはかなりの追い風になっているといえます。

先週(4月13日週)の日経平均株価は、2026年2月につけた史上最高値を更新しました。月足ローソク足でみると、3月の長い陰線はダマシだった可能性が高いといえます。ダマシの倍返しを上値目標とすると66,000円程度になります。

【図表1】日経平均株価(2年、月足)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年4月21日時点)

それはさておき、今回のメインの話は水曜日の株高傾向についてです。

2026年の勝率は71%、データが語る「水曜日」の圧倒的強さ

図表2では、赤の棒グラフが2025年1月から先週(4月13日週)までの曜日別の騰落幅の合計を示しています。青色の棒グラフは、2026年だけの曜日別の騰落幅の合計です。

【図表2】日経平均株価の曜日別騰落幅
出所:QUICK Astra ManagerよりDZHフィナンシャルリサーチ作成

2025年以降、水曜日は13,292円上昇しており、週の中では最も上昇する傾向が高くなっています。2024年末からの日経平均株価の上昇幅(18,581円)の約7割を、水曜日が稼いでいるということになります。水曜日の勝率も高いはずです。例えば、2026年に入ってからの水曜日の勝率は71%と、月曜日の23%を圧倒しています。2026年は火曜日の勝率も高く、「月曜日買い」「水曜日売り」の短期売買の1つの戦略が組めそうです。

なぜ水曜に上がる?東京市場特有のサイクルと今後のリスク

土日に世界で起きた出来事や悪材料を最初に織り込むのは東京市場です。そのため、週初の月曜日にリスク回避で下落した後、水曜日に反動高や下げ過ぎの水準訂正が生じやすいという点も要因の一つだと思います。

今、米国の主要指数は高値更新基調にありますから、土日に何も起きなくても、東京市場は米国株の上昇を確認できる火曜日から買いで反応するという流れもあるでしょう。そのため、近い将来、世界の主要指数が下落トレンドに入った場合は、逆に水曜日が一番悪いパフォーマンスになる、ということもあるかもしれません。

今後も水曜日の株高傾向が続くかどうかはわかりません。また、これはあくまでも日経平均株価の傾向です。相場の跛行色が強い局面では、銘柄によっては全く関係ないアノマリーなのです。取り扱いにはご注意ください。