東京市場まとめ

1.概況

日経平均は109円安の61,299円と続落して取引を開始しました。先週末の米国市場では、インフレ懸念から長期金利が上昇し、主要3指数が揃って下落しました。週明けの日本市場も、売りが優勢でのスタートとなり前場中ごろの10時37分に1,032円安の60,376円で、この日の安値をつけました。その後は持ち直し、前引けは566円安の60,843円でした。

後場は下げ渋る展開で一時61,000円台まで下げ幅を縮小しました。しかし、上値は重く、大引けは593円安の60,815円と3日続落で取引を終えました。

TOPIXは37ポイント安の3,826ポイントで同じく、3日続落となりました。新興市場では東証グロース250指数が2ポイント高の798ポイントで3営業日ぶりに反発しました。

2.個別銘柄等

リクルートホールディングス(6098)は16.6%高の9,122円をつけ、大幅続伸となりました。15日、2027年3月期(今期)の当期純利益は、米求人検索サイト「インディード」がけん引する見込みから、前期比25%増の6230億円になりそうだと発表しました。市場予想を上回る業績見通しを好感した買いが入りました。

キオクシアホールディングス(285A)はストップ高水準となる15.7%高の51,450円をつけ大幅反発となりました。15日、2026年4-6月期の営業利益が1兆2980億円を見込むと発表しました。前年同期の29倍と大幅増益を見込んだうえ、市場予想を大きく上回るガイダンスから、買いが殺到しました。

テルモ(4543)は18.6%高の2,279円をつけ、大幅反発となりました。15日、2027年3月期の当期純利益が前期比22%増の1653億円を見込むと発表しました。主力の心臓血管治療事業を含め各事業の伸びを想定しており、市場予想を上回るガイダンスが買い材料となりました。

エーザイ(4523)は6.2%安の4,429円をつけ、5営業日ぶりに反落となりました。15日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比36%増の523億円を見込むと発表しました。増収増益見通しを示したものの、市場からは物足りないとの声もあり、株価は軟調な推移となりました。

みずほフィナンシャルグループ(8411)は5.6%安の6,525円をつけ、3日続落となりました。15日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比4%増の1兆3000億円を見込むと発表しました。市場予想を下回ったことに加え、自己株式を除く発行済み株式総数の1.0%に相当する2500万株、金額にして1000億円を上限とする自社株買いを発表したものの、物足りないとの見方が売り材料となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は593円安で3日続落となりました。後場は持ち直す動きが見られたものの日本と米国の金利高などが株式市場の重荷となっている印象です。

本日はキオクシアホールディングス(285A)が好決算からストップ高水準まで上昇しました。加えて今週は20日には米エヌビディア[NVDA]の決算発表が予定されており、半導体関連株が一段高となるか注目されます。また、明日は国内で2026年1-3月期のGDP速報値が発表される予定です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)