5月25日の日経平均は取引時間中に初の65,000円台をつけるなど、半導体関連銘柄を中心とした株高傾向が一層強まっています。一方で、TOPIXも最高値を更新する勢いで推移しており、不確実性をはらむ局面であっても株式市場の強さがうかがえます。今回は以下の抽出条件をもとに、直近1ヶ月においてアナリストのレーティングが上昇した銘柄をピックアップします。

<抽出条件>
・TOPIX構成銘柄
・時価総額が1000億円以上
・直近10期のうち収益成長が7期以上プラス
・カバレッジアナリスト数が3人以上
・利益の縮小を予想したアナリストがいる銘柄は除外
・アナリストレーティングの上昇幅が高い順に15銘柄を抽出

リストを確認すると、スーパーの「ヤオコー」などを展開するブルーゾーンホールディングス(417A)やライフネット生命保険(7157)が上位となりました。上位に挙がった銘柄は比較的、時価総額が小さい銘柄が多く、小型株への注目度の高さが見て取れます。大型株では、信越化学工業(4063)や京セラ(6971)がランクインしました。信越化学工業の2026年3月期当期純利益は前年比11.2%減の4744億円となりましたが、中東情勢の影響による原材料高などに各セグメントで値上げ対応するなどしたことで、会社予想に沿った業績となりました。また、京セラは、2027年3月期の業績見通しが市場予想を上回るなど、不確実性下でも堅調な業績見通しから株価は年初来高値圏で推移しています。2社はともに半導体関連の銘柄としても注目されており、半導体株高の恩恵を享受していると考えられます。

一方で、ピックアップされた15銘柄の年初来リターンを見てみると、半数程度が軟調な推移となっていることがわかります。日経平均・TOPIXといった国内の株高に対して出遅れている銘柄とみなすことができ、アナリストがレーティングを上昇させている点も支えになって、先行きにおける物色の広がりを期待できると考えられるでしょう。

【日本】直近1ヶ月間でアナリストレーティングが上昇した銘柄はこちらチェック