SNSを眺めていると、AIが生成するコンテンツが増えてきました。企業がスポンサードするコンテンツも増えています。多くの人は、そうした「作られた感じ」を敏感に察知して、そっと避けているようにも見えます。
そのカウンターとして、リアリティのあるVideo podcastや動画が人気になっているのだと思います。では「リアリティ」とは何なのでしょうか。例えば、突発的に電話の着信があって何も準備せずにする会話だったり、客観的な解説よりも話し手の主観・感情がのった話をする、といった『削らない』ことが一つの要素のようです。
YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で考えてみましょう。一発撮り・ノーカットだからこそ、緊張感がそのまま伝わってきます。ヒップホップグループ RIP SLYME が代表曲のひとつ『One』を収録した回では、RYO-Zが歌詞をかむシーンがあります。メンバーも気がついて笑いながらも歌は続いていく。彼らが8年ぶりに再結成して、久しぶりに歌ったことやメンバー間の仲が良好なことが伝わってきます。それが視聴者にウケています。米公共放送が展開するYouTube番組『Tiny Desk Concerts』 も、同じ方向性にあると感じます。
私も、ビットコインやクリプトの世界のおもしろさを「リアリティ」をテーマに語るポッドキャスト番組をやってみようと思いたち、『クリプトーク』というポッドキャスト番組を開始しました。
AIや広告が悪いのではなく、情報が整いすぎるほど「人間らしさ」が希少になります。次に何か発信するなら、結論だけを磨くのではなく、迷い・温度・言いよどみまで含めて残せないか。このメルマガでも、一度、編集しすぎない勇気を試してみても良いかもしれません。
『お金の未来を科学するクリプトーク』の視聴はこちらから
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