トレンドラインが証明する高市トレンドの継続

2月3日の東京市場で日経平均株価は過去最高値を更新し、ついに54,700円台まで上昇して取引を終えました。2月2日の日経平均株価は午後にマイナスに転じて大幅安となり、2025年5月13日の終値と同年8月18日の終値を結んだトレンドラインをわずかに下回り、上向きの25日移動平均線に接近しました。

しかし、2月3日は買い先行となりトレンドラインを上回って始まると、そのまま5日移動平均線を上回り、2月2日の高値に加え、1月14日につけた過去最高値を上回って終えました。

ここで注目されるのが、これまでに指摘してきたトレンドラインの存在です。このトレンドラインがあったからこそ、25日移動平均線の手前で下げ止まることができ、翌営業日の大幅反発と高値更新につながったと考えられます。このように、シンプルなトレンドラインですが、高市トレードが継続するかどうかの判断に役立つことが、今回も証明された格好です。

モメンタムの上昇がさらなる上昇のカギを握る

上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見てみましょう。2月2日は、モメンタムとその移動平均であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインを下回りました。そして、午後には下げ幅を広げ、トレンドラインをわずかに割り込みましたが、低下は限定的となりました。その翌営業日となる2月3日は急激に切り返して0ラインを上回ると、そのまま急上昇したのです。

【図表】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示

こうした状況から、上昇の勢いが一段と強まっていることが分かります。そして、今後も水準を切り上げることができるかが、高値更新と上昇トレンドが継続するかのカギを握っていると言えるでしょう。

モメンタムの向きと水準に注意

ただし、注意点もあります。それは、いつも解説している逆行現象の発生です。株価は高値を更新したにも関わらず、モメンタムの水準が切り下がっているからです。

そのため、2本線が水準を切り上げるようだと高値更新が続きそうですが、一方で、2本線がピークアウトして低下すると、逆行現象が発生して高値更新が続かず、再びもち合いに戻ることが考えられます。モメンタムの向きと水準に注意し、売買判断に役立てたいところです。