東京市場まとめ
1.概況
日経平均は670円高の51,010円で反発して寄付きました。2日の米国市場ではダウ平均やS&P500株価指数が上昇し、その流れを引き継いだ日本市場は買いが優勢でのスタートとなりました。順調に上げ幅を拡大し、中ごろからは51,600円から51,800円近辺でのレンジで推移した日経平均は1,419円高の51,759円で前引けとなりました。
後場も堅調で、上昇基調が続きました。徐々に上げ幅を拡大すると15時近くなるころには節目の52,000円を超え、14時57分に1,693円高の52,033円をつけ本日の高値を更新しました。その後も高値圏で推移した日経平均は最終的に1,493円高の51,832円で取引を終えました。
TOPIXは68ポイント高の3,477ポイントで最高値更新となりました。新興市場では東証グロース250指数が2ポイント高の677ポイントで反発となりました。
2.個別銘柄等
IHI(7013)は9.0%高の3,002円をつけ3営業日ぶりに反発となりました。米トランプ政権が3日、南米ベネズエラの反米左派政権の打倒へ軍事行動に踏み切り、これによる地政学リスクの高まりを背景に防衛関連銘柄に買いが入りました。
アドバンテスト(6857)は7.8%高の21,175円をつけ3営業日ぶりに反発となりました。2日の米国市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4%上昇したほか、米国時間6日には世界最大のテクノロジー見本市「CES」がラスベガスで開幕される予定で、AI関連の前向きな話題が多く出るとした思惑も半導体銘柄の買いを呼びました。
住友不動産(8830)は一時1.6%安の3,870円まで下落しました。5日の国内債券市場で10年物国債の利回りが一時2.125%まで上昇し、約27年ぶりの高水準となったことで、金利上昇による収益圧迫懸念から売りが出ました。
焼肉チェーン運営のあみやき亭(2753)は1.6%安の1,388円で下落しました。5日、2026年3月期の第3四半期決算を発表し、売上高が前年同期比5.6%増の276億円となるも、営業利益が26.4%減の14億円となるなど減益となり、利益の伸び悩みを嫌気した売りが出ました。
航空機エンジン部品メーカーであるAeroEdge(7409)はストップ高水準となる23.5%高の2,626円をつけ大幅反発となりました。4日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「買い」、足元の価格を大幅に上回る目標株価4,000円で調査を開始し、これを材料視した買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
2026年最初の取引で、日経平均は3.0%高と好調なスタートを切りました。節目の52,000円を超える場面も見られ、2025年10月につけた最高値(52,411円)も意識される水準といえるでしょう。最も新たに浮上した地政学リスクなどの懸念材料が燻り、明日は本日の大幅高の反動で利益確定の売りが出る可能性があるでしょう。
今週はセブン&アイ・ホールディングス(3382)とイオン(8267)が8日、安川電機(6506)が9日に決算発表を予定しているほか、9日夜には12月分の米雇用統計の発表があり、いずれも注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
