FOMCが0.5%の利下げを決定しました。久々の利下げで、発表直後はドル安・株高に振れましたが、0.5%の利下げはある程度織り込み済みだったこともあり、米国相場は行ってこいで推移しました。インフレ率もターゲットの2%に近づいており、節目となったFOMCは引き続きソフトランディングを期待するものだったように思います。とはいえ、今後のマーケットは米大統領選や今後の景気動向を注視する必要があります。
季節もまた節目ですね。今日は彼岸入り。秋分の日も間近に迫り、季節のうつろいは本当に早いものです。私は、春から秋にかけては登山を、秋から春にはランニングを楽しんでいます。10月は登山シーズンの終わりとランシーズンの始まりが交わる時期で、身体が徐々に異なる筋肉の使い方を覚えます。11月からはマラソン大会がスタートするため、「そろそろ走る練習を始めないと!」と焦るのですが、毎年初めの大会はいつも練習不足のまま挑むのが常です。それでも、走り切ることで得られる達成感は格別で、次への活力を与えてくれるため、ランニングを続けています。
そう言えば先週末、山仲間と山小屋で「達成感」や「成功体験」について興味深い話をしました。義務教育のペーパーテストはたいてい100点満点ですが、もし創造的な発想やアイデアに対して100点以上の評価を与えることができたら、もっと自分の頭で考える力を育み、自由な思考を育てられるのではないか、という話です。点数や一つの正解だけを求めるのではなく、多様な考えや工夫を尊重する教育が広がれば、より多くの成功体験や達成感を得ることができる子どもたちが増えるのではないかと思います。そして、私たち大人もまた、多様な達成感や成功体験を積み重ねることで、より充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。
さて、マネックス証券では以前よりお知らせしていた「dアカウント連携」のサービスを、いよいよ正式にご案内できる運びとなりました。9月27日(金)(予定)より、マネックス証券とdアカウントが連携できるようになります。これにより、マネックス証券で投資信託を保有するとdポイントが貯まり、貯まったdポイントや既にお持ちのdポイントを使って投資信託を購入できるようになります。この新しいサービスを通じて、資産形成においても、多くの皆さまに達成感や成功体験をお届けできればと願っています。
マネックス証券でdポイントがたまる・つかえる!dアカウント連携開始のお知らせ(9/27予定)
- 清明 祐子
- マネックスグループ 代表執行役社長CEO/マネックス証券株式会社 取締役社長執行役員
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2001年4月株式会社三和銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)入行、2006年12月に株式会社MKSパートナーズに転じ、2009年2月にマネックス・ハンブレクト株式会社(2017年マネックス証券と統合)入社。2011年6月マネックス・ハンブレクト株式会社代表取締役社長を経て、2013年3月 マネックスグループ執行役員、2016年6月グループ執行役、2019年4月マネックス証券株式会社代表取締役社長に就任。2020年1月グループ代表執行役COO、2021年1月グループ代表執行役COO兼CFOに就任。2021年6月グループ取締役就任、2022年4月グループ取締役兼代表執行役 Co-CEO兼CFO就任、2023年6月より取締役兼代表執行役社長CEO(現任)。2024年1月マネックス証券取締役社長執行役員。