身近にいるある方の働き方を見ていると、「リーダーのあり方」について改めて考えさせられることがよくあります。

普段から仕事が立て込んでいるうえに出張も多く、人のケアもしなければならない。そんな時に限って想定外の出来事も起きます。普通なら疲れや苛立ちが表に出てもおかしくない状況でも、その人の仕事の姿勢はほとんど変わりません。淡々と状況を整理し、必要な判断をし、周囲にも気を配る。そしてどんな時でも、私の相談にも耳を傾けてくれます。軸がぶれず、常に平常運転なのです。リーダーであれば当然と思われるかもしれませんが、人間である以上、それを続けることは決して簡単なことではないと思います。

その姿を見ていると、リーダーの仕事の一つは「状況に振り回されないこと」なのだと感じます。どんな人にも大変なことやプレッシャーはありますが、それをそのまま外に出すのではなく、自分の中で受け止めながら組織を前に進めていく。その姿勢が、周囲に安心感や前向きな空気を生むのだと思います。

ふと、自分の子どもの頃を思い出しました。私は小さい頃、自分の意思を持った子どもでしたが、同時に周囲が喜ぶことをするのが好きな子どもでもありました。家族や先生、友達が嬉しそうにしていると、自分も元気になる。だから勉強も習い事も運動も頑張っていたのだと思います。今思えば、それは承認されたいという気持ちだったのでしょう。

社会人になった当初10年は自分のことで精一杯でした。しかし33歳のとき、マネックスグループの小さな子会社の社長に就任してから、視点が少しずつ変わりました。自分を証明することよりも、組織や仲間、会社の未来を考えるようになったのです。

承認されたい気持ちと、誰かの役に立ちたい気持ちは、実は紙一重なのかもしれません。どちらの根底にも「誰かのために」という思いがあり、違うのはエネルギーの向き先だけ。自分に向かうベクトルなのか、それとも外に向かうのか。人は誰かのために力を使うとき、案外いちばん自然に力を発揮できるものなのだと思います。私もそんな姿勢を大切にしながら、未来を見て、必要なリスクを取り、組織として前に進んでいきたいと思います。

さて、市場環境や世界情勢は日々大きく動いていますが、今週末は「マネックスお客様感謝Day 2026」を開催します。今週末のエネルギーの向き先はそこです!

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