『The future of programming is no programming at all.(プログラミングの未来は、プログラミングを全くしないことにある)』

これは、GitHubの共同創業者であるTom Preston-Werner(トム・プレストン=ワーナー)が、2010年代初頭から「プログラミングの未来」について語ってきた思想を表した言葉として知られています。

そして2026年。その未来が、現実のものとなりつつあります。

先週末、私はClaude Codeを使い、自分の手でアプリを3つ開発しました。私はこれまで本格的にコードを書いた経験はありません。20年前に大学院でFortranをターミナル上で触った程度です。さらに、10年前にHTMLやCSSを少し書いたことがあるくらいでした。

フロントエンドからバックエンドまで一貫して開発した経験は一度もありません。そんな私でも、Claude Codeと対話しながら、いわゆる『バイブコーディング』で開発を進めることで、ゼロから3つのプロダクトをデプロイ(インターネット上で公開)することができました。

この体験を通じて強く実感したのは、プロダクトを世に出すハードルが劇的に下がったということです。これほど短時間かつ低コストでデプロイできるのであれば、たとえ多くの人に使われなくても、次々とサービスを世に送り出すことができます。

仮に一人か二人にしか使われなかったとしても、開発コストと期間が1週間以内であれば、投資対効果は十分に見合います。さらに驚くべきことに、Claude Code自身がClaude Codeを活用してプロダクトを改善していくため、その進化のスピードは人間の改善速度とは比較にならないほど速いのです。
そしてこれは、開発に限った話ではありません。マーケティング、財務、経理、総務、カスタマーサクセス、セールス——あらゆる業務の領域で同様のパラダイムシフトが起きています。

私は決してClaude Codeだけを推しているわけではありません。あくまで象徴的な一例として挙げているにすぎません。

経営者やITビジネスに関わる方には、ぜひこの変化を自ら体感していただきたいと思います。その上で、自分のビジネスがどう変わるのか、どう運営すべきかを、改めて考える時ではないでしょうか。
AIによる社会のパラダイムシフトが、まさに今、進行しています。