連休明けの日経平均は上昇でスタートを予想

連休明けの東京株式市場で日経平均は上昇して始まりそうだ。祝日だった6日の取引で日経平均先物は3万8500円台を回復した(16:30現在)。3日発表の4月の米雇用統計が市場予想を下回る弱い結果となり、いったんは後退した米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが早まるとの観測が台頭した。それを受けて米国株相場が大幅に上昇したことが日本株の追い風になる。

今週は日本企業の決算発表後半戦のヤマ場を迎える

海外では主要な決算発表は一巡したが、日本ではこれから後半戦のヤマ場を迎える。7日には任天堂(7974)、JFE(5411)、8日にはトヨタ(7203)、伊藤忠(8001)、三菱重(7011)、日本郵船(9101)、9日には JT(2914)、武田薬品(4502)、パナソニック(6752)、日本製鉄(5401)、花王(4452)、日産(7201)、10 日には東京エレク(8035)、NTT(9432)、ホンダ(7267)、三井不(8801)、資生堂(4911)などの決算発表が予定されている。

米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計といった大きなイベントを通過し、その間に日本の当局による為替介入と見られる動きもあり、大きく動いた後だけに、今週は「連休ボケ」の様相か。5月15日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)まで重要指標がないため、手掛かり難で様子見の展開か。

決算発表の「ガイダンスリスク」に注意

材料不足のなか、決算発表の「ガイダンスリスク」には注意したい。毎度のことながら期初に企業が出してくる業績見通しは保守的になりがちだ。今年は特に景気や為替の先行き不透明感は強く、企業の業績見通しは一層保守的になりやすい。注目は8日のトヨタの決算だ。円相場のボラティリティが上がっているため業績予想の前提となる為替レートを円高方向に見積もることもあり得る。今期(2025年3月期)は減益見通しを出してくる可能性もなくはない。可能性は高くないと思うが、一応、警戒したい。

予想レンジは3万8000円~3万9000円とする。