今週は日本気企業の決算発表のピーク、9日はSQにも注目

米国株式市場では先週のGAFAMの決算発表で佳境は過ぎ、今週はキャタピラー[CAT]、マクドナルド[MCD]、ディズニー[DIS]くらいしか注目企業はないが、日本では今週が決算発表のピークを迎える。

6日のトヨタ自動車(7203)は毎回、市場のセンチメントに大きな影響を与えるので注目度が高いのは言うまでもない。特に今回はグループ会社の不正も話題になった直後の決算発表だけに、悪いムードを吹き飛ばすような好決算を期待したい。6日には三菱重(7011)、任天堂(7974)、三菱商事(8058)も決算を発表する。

7 日には花王(4452)、日本製鉄(5401)、 NTTデータ(9613)、8日には日産(7201)、ホンダ(7267)、NTT(9432)、ソフトバンクG(9984)などがある。続く9日が今週のヤマ場だ。9日には東京エレクトロン(8035)やリクルート(6098)に加え、三井不動産(8801)や三菱地所(8802)、住友不動産(8830)、マツダ(7261)、資生堂(4911)などが決算を発表する。発表社数は約570社にのぼる決算発表の集中日だ。

また 9日はイベント的にも注目である。9日には2月限オプションのSQ 値(特別清算値)が算出される。前回1月のSQは市場がやや過熱気味だったタイミングで迎えたこともあって「幻のSQ」となった。その値が、まだ見ぬ大台(3万6000円)を超えたことで、当初は上値抵抗になると見られたが、なんということもなくあっさりと抜けた。これだけ相場の基調が強い時に出現する「幻のSQ」は、むしろけん引力となるのだろう。今回も9日のSQが注目される。

米国は雇用統計を受けて金利上昇するもハイテク・グロース株は崩れず

さて、先週末に発表された米国の雇用統計は強い数字となった。NFP(非農業部門就業者数)は前月比35万3000人増。伸びは市場予想の18万人程度を大幅に上回った。失業率は前月と変わらず3.7%。これで丸2年間4%未満だが24ヶ月連続で4%を下回るのは1970年以降で初めてとのことだ。ややサプライズだったのは賃金の伸びだ。平均時給は前年同月比で4.5%上昇し、市場予想の4.1%を大きく上回った。前月比でも0.6%増え、前月の0.4%から加速した。

さすがにこの雇用統計を受けて米国長期金利は14bpsも跳ね上がり再び4%台に乗せた。しかし、金利上昇に弱いはずのハイテク・グロース株は崩れなかった。ダウ平均は前日比134.58ドル高(+0.35%)、S&P500 は52.42ポイント高(+1.07%)、そしてナスダックは267.31ポイ ント高(+1.74%)とナスダックの上昇率がいちばん高かった。為替相場ではドルが買われNY外国為替市場でドル円は前日比2円、円安ドル高の1ドル148円35~45銭で取引を終えた。

日経平均年初来高値更新に期待

米国市場でのハイテク株高と円安を受けて週明けの日経平均は続伸して始まるだろう。決算発表ピークと週末のSQに向けて商いも盛り上がるだろう。市場エネルギーの高まりに後押しされ、今週は日経平均の年初来高値更新が期待される。

予想レンジは3万6000円~3万7100円とする。