東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は小幅に3日続伸となりました。41円高の33,295円で寄り付いた日経平均は9時10分過ぎに41円安の33,212円を付けた後9時40分前に58円高の33,312円を付けるなど昨日の終値を挟んで小幅にもみ合うとほぼ横ばいで前場を終えました。2円安の33,251円でスタートした後場の日経平均は13時40分過ぎに72円安の33,181円まで下落しましたが、その後持ち直すと引けにかけて買いが優勢となり結局51円高の33,305円で取引を終えています。こうしたなか新興市場も堅調で東証グロース市場250指数が上昇となっています。

2.個別銘柄等

しまむら(8227)が一時4.5%高となりました。秋冬商品を中心に高価格帯のプライベートブランド(PB)が伸びて客単価を押し上げたことなどにより第3四半期の営業利益が前年同期比で2.5%増となり増益を確保したことに加え、2024年2月20日を基準日として1株を2株に分割すると発表したこともあり買いが優勢となりました。LINEヤフー(4689)も一時2.7%高となりました。米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントのキャシー・ウッド最高経営責任者(CEO)がラインヤフー株を取得したと伝わったことを材料視した買いが入りました。医療機器大手の日本光電工業(6849)も一時15.0%高となり年初来高値を更新しました。もの言う株主(アクティビスト)として知られる米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルが日本光電株を5.01%取得したことが関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになったことで買いを集めました。東京製綱(5981)も一時4.6%高となりました。自己株式を除く発行済株式数の0.93%にあたる15万株、2億円を上限とした自社株買いを発表したことで上げ幅を広げる場面がありました。スマホゲームのgumi(3903)も22.5%上昇しストップ高となりました。SBIホールディングス(8473)が300万株を上限にgumiの普通株式を取得すると発表したことで買いを集めました。

一方で第3四半期決算を発表した高島屋(8233)が一時3.8%安となりました。国内百貨店のインバウン売上高が想定よりも好調に推移していることなどから440億円とみていた通期の営業利益の見通しを450億円に上方修正しましたが、市場予想並みに止まったことから売りが優勢となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は51円高となりました。昨日の米国市場がクリスマスの祝日で休場だったことから材料に乏しく一日を通して方向感に欠ける展開となり小幅高で取引を終えました。また、海外の主要市場が休場で市場参加者が限られたことから東証プライム市場の売買代金は昨日に続いて3兆円を割り込みました。したがって年内の取引も後3日となるなかで明日以降、参加者がどれだけ戻ってくるかがポイントとなりそうです。なお、小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表が今週から本格化しています。本日も引け後にはJ.フロント リテイリング(3086)やスギホールディングス(7649)などが決算を発表する予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)