アップル[AAPL]決算:1株利益は1.46ドルで市場予想を上回る

アップルは、スマートフォン(iPhone)、タブレット(iPad)、PC(Mac)、スマートウォッチ(Apple Watch)、AirPodsなど幅広い消費者向け電子機器の設計を手掛ける。また、製品ユーザーにApple Music、iCloud、Apple Care、Apple TV+、Apple Arcade、Apple Fitness、Apple Card、Apple Payなど多様なサービスを提供している。アップル製品には社内で開発されたソフトウェアや半導体が搭載されており、アップルが、ハードウェア、ソフトウェア、半導体、およびサービスを統合したビジネスモデルを採用していることは広く知られている。製品は、オンラインストアをはじめ、アップルの直営店舗や一般の小売業者を通じて販売されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(7月-9月期)実績

★売上高… 前年同期比0.7%減の895.0億ドル(市場予想は893.5億ドル)
★1株あたり利益(一部項目を除く)…1.46ドル(市場予想は1.39ドル)

決算総括

7-9月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回ったが、中華圏売上高は市場予想を下回った。iPhoneの売上が好調だったほか、サービス部門の売上高も予想を上回った。iPhoneの売上は四半期で過去最高を記録し、サービス部門の売上高も過去最高を更新した。同社はまた、1株当たり0.24ドルの四半期配当を発表している。

今後の株価見通し

下値固めを想定。

イーライリリー・アンド・カンパニー[LLY]決算:1株利益は0.10ドルで市場予想を上回る

イーライリリー・アンド・カンパニーは、神経系、心代謝、がん、腫瘍の分野に焦点を当てる医薬品会社である。主要な医薬品には、がん治療薬のベージニオ、糖尿病治療薬のマンジャロ、ジャディアンス、トルリシティ、ヒューマログ、ヒューマリン、免疫疾患治療薬のトルツやオルミエントなどがある。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比37%増の94.99億ドル(市場予想は90.16億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.10ドル(市場予想は0.14ドルの赤字)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ベースの売上高ガイダンスレンジは予想を上回ったが、調整済みEPS ガイダンスレンジは予想を下回った。主力薬のトゥルリシティは予想を下回ったものの、注目の肥満治療薬「マンジャロ」の販売は急増し、予想も上回った。マンジャロは近く肥満治療薬として承認されると予想されており、投資家の最大の焦点となっている。一方、臨床段階にあるアルツハイマー薬「ドナネマブ」については、年内ではなく、来年の第1四半期にFDAの判断が出る見込みだと説明があった。

今後の株価見通し

632ドル超えから、700ドルを目指す展開が予想される。