クラウドフレア[NET]決算:1株利益は16セントで市場予想を上回る

クラウドフレアは、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くソフトウェア会社で、分散型のサーバーレス・コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を利用して、セキュリティとWebサイトのパフォーマンスを向上させるためのサービスを提供している。エッジコンピューティング・プラットフォームであるWorkersは、CDNを活用することで、サーバーを経由することなく、コードを展開・実行する機能を顧客に提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比32%増の3.36億ドル(市場予想は3.31億ドル)
★純利益・・・前年同期比189%増の5526万ドル
★1株当たり利益・・・16セント(市場予想は10セント)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第 4 四半期売上高ガイダンスレンジは予想を下回った。調整済み EPSガイダンスレンジは上回った。通年ベースの売上高ガイダンスレンジは予想に一致した。調整済み EPS ガイダンスレンジは上回った。営業利益ガイダンスレンジも上回った。

エスティローダー[EL]決算:1株利益は11セントで市場予想を上回る

エスティ ローダーは、美容市場におけるリーダーで、スキンケア(2022年の売上高に占める割合は56%)、メイクアップ(26%)、フレグランス(14%)、ヘアケア製品(4%)を手掛ける。エスティ ローダーの他、クリニーク、M.A.C、ドゥ・ラ・メール、Jo Malone London、アヴェダ、ボビイブラウン、オリジンズなど複数のブランドを傘下に抱える。150ヶ国以上で事業を展開し、収益に占める割合は、米州が26%、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域(旅行小売を含む)が43%、アジア太平洋地域が31%となっている。百貨店、旅行小売店、マルチブランドの専門美容店舗、ブランド専用自立型店舗、電子商取引、サロンやスパ、香水店を通じて商品を販売する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比11%減の35.18億ドル (市場予想は35.42億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・11セント(市場予想は20セントの赤字)

決算総括

7-9月期(第1四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済み EPSは予想を上回った。これを受けてガイダンスも下方修正しており、通期の1株利益の見通しを大幅に下方修正したほか、続く第2四半期についても予想を下回る1 株利益の見通しを示している。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

デュポン・ド・ヌムール[DD]決算:1株利益は0.92ドルで市場予想を上回る

デュポン・ド・ヌムールは、ダウ・ケミカルとデュポンの合併およびその後の事業分割により、2019年に設立された多角的なグローバル・スペシャリティ・ケミカルズ・カンパニーである。ポートフォリオには、エレクトロニクスおよび通信、自動車、建設、安全および保護、水管理産業に役立つ特殊化学品および川下製品が含まれる。価格決定力を支配する特許化された特殊化学物質を生産する能力から利益を得ている。注目すべき製品には、Kevlar、Tyvek、およびNomexが含まれ、これらは、時を経て進化し、複数の産業にわたって広範囲の用途が可能となった。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比8%減の30.58億ドル(市場予想は31.55億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.92ドル(市場予想は0.84ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済み EPSは予想を上回った。エレクトロニクス&産業部門が冴えなかった。また、通期のガイダンスも公表し、売上高とEBITDAの見通しを下方修正した。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

スターバックス[SBUX]決算:1株利益は1.06ドルで市場予想を上回る

スターバックスは、世界で最も認知度の高いレストランブランドの一つである。2022年度末時点で、世界の80を超える国々で、およそ36,000店舗を運営している。事業は、北米、海外市場、チャネル開発(食料品とレディ・トゥ・ドリンク飲料)の3部門で展開されている。直営店舗の運営、ロイヤリティ、機器・商品のライセンス提携先への販売、レディ・トゥ・ドリンク飲料、パッケージ・ コーヒー、シングルサーブ製品の販売から収益が生み出されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比11%増の93.74億ドル(市場予想は92.80億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.06ドル(市場予想は0.97ドル)

決算総括

7-9月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。4四半期決算は、北米で秋の定番メニュー「パンプキン・スパイス・ラテ」などの売り上げが好調だった。世界既存店売上高は8%増で、市場予想の6.56%増を上回った。調整後の1株当たり利益は1.06ドル。市場予想は0.97ドルだった。米既存店売上高も8%増加した。

今後の株価見通し

105ドル超えから、120ドルを目指す展開が予想される。

クアルコム[QCOM]決算:1株利益は2.02ドルで市場予想を上回る

クアルコムは、ワイヤレス(無線通信)技術の開発・ライセンス供与、スマートフォン用チップの設計を手掛ける。主要な特許技術であるCDMA(符号分割多元接続)およびOFDMA(直交周波数分割多元接続)は、3G/4G/5G移動通信システムのバックボーンネットワークとして無線通信の標準技術となっており、保有する知的財産(IP)は事実上すべて無線通信機器メーカーとライセンス契約が結ばれている。同時に、世界最大のワイヤレスチップのベンダーでもあり、高性能モバイルを製造するほぼ全ての企業に最先端のプロセッサーを供給している。また、スマートフォン向けのRFフロントエンドモジュールや自動車やモノのインターネット(IoT)市場向けのチップも提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比24%減の86.7億ドル(市場予想は85.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.02ドル(市場予想は1.92ドル)

決算総括

7-9月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期は予想を上回る見通しを示している。携帯電話業界の過剰在庫がようやく解消されつつあることを示唆した。

今後の株価見通し

117.50ドル超えから、125ドルを目指す展開が予想される。