主力のiPhoneが好調、Macも再び販売増
米Apple(アップル)が現地時間10月27日に発表した2022年7〜9月期(4Q)の決算は、売上高が前年比8%増の901億4,600万ドル、純利益が1%増の207億2,100万ドルと同期間の過去最高を更新した。主力のiPhoneが好調に売れ、3Qで減収だったMacも再び大きくプラスに転じて業績を押し上げた。
9月に最新の「14」シリーズを投入したiPhoneの売上高は10%増の426億2,600万ドルで全体の47%を占めた。Macは25%増の115億800万ドルとなり、3Qの縮小(10%減)から復調した。iPadは13%減の71億7,400万ドル、サブスクなどのサービスは5%増の191億8,800万ドルだった。
ティム・クックCEOは「今回の業績には顧客に対するAppleのコミットメント、イノベーション追求の努力が反映された。環境やプライバシーの保護、アクセシビリティの強化、人類の創造的な可能性を最大限引き出す商品・サービスの創造に深くコミットしている」と述べた。
地域別の売上高は欧米や中国、日本と中国を除くアジア太平洋地域で増収。一方で日本は5%減の57億ドルにとどまっている。
2022年9月期の通期決算は、売上高が8%増の3,943億2800万ドル、純利益が5%増の998億300万ドルとなった。このうちiPhoneの売上高は7%増え、カテゴリー別ではiPadだけが8%減でマイナスだった。