米ドルに対する主要通貨の価値下落が値上げの要因に

米Appleは現地時間9月19日、App Storeから提供される有料アプリとアプリ内課金の価格を日本や欧州で引き上げると発表した。米ドルに対して日本円など主要通貨の価値が下落しており、値上げによって利益を適正化する。

価格改定は10月5日から。チリ、エジプト、日本、マレーシア、パキスタン、ポーランド、韓国、スウェーデン、ベトナムとユーロを通貨とする全地域が対象となる。

企業や個人がApp Storeを通じて有料アプリを提供する場合、Appleが決めた価格帯から選んで設定する必要がある。これまでの最低価格は120円だったが、改定後は160円になる。

アプリ内課金の価格もサブスクリプション(定額課金)を含めて値上げされる。アプリ提供者は価格改定後も、Appleの規定に基づいて提供価格をいつでも変更できる。