需要の回復により、旅行事業の売上高は約3倍の1,033億円

エイチ・アイ・エス(HIS)が9月13日に発表した2021年11月〜2022年7月期(1〜3Q)の決算は、売上高が999億円(前年から118億円増)だった。

出所:Strainer

今期から「収益認識に関する会計基準」を適用したが、考慮しない場合の売上高は91%増の1,678億円。全セグメントが増収で、需要回復により旅行事業の売上高は約3倍の1,033億円となった。

営業損益は395億円の赤字(前年から77億円改善)。助成金など特別利益124億円があったが、HTBエナジーの売却損など50億円の特別損失も計上したことで、最終損益は337億円の赤字(前年は336億円の赤字)に。

同社は8月末にハウステンボスの株式売却を発表し、4QにHIS単体の決算で646億円の売却益を計上する予定だ。連結決算における計上額は精査中で、2022年10月期の業績予想は引き続き「未定」とした。