日本人の平均寿命は年々過去最高を更新しています。特に日本人女性の平均寿命は87.45歳と日本人男性の平均寿命と比べると約6年長生きとなっており、将来的には、日本女性の2人に1人は90歳まで生きると予想されています。

つまり、私たち女性こそ、老後に向けて今からしっかりお金を準備していく必要があります。年金についての詳細は「iDeCo(イデコ)の節税メリットフル活用で公的年金に上乗せを」で解説しています。年金の仕組みを理解した上で女性のみなさんに老後の自分年金作りに有効なiDeCo(個人型確定拠出年金)をぜひ知っていただきたいと思います。

そもそもiDeCoって何?

自分年金作りに有効な手段として注目されているiDeCoですが、なんとなく言葉は聞いたことがあるけれど、イマイチよくわからない…という人も少なくないことでしょう。

ズバリ、iDeCoとは、加入者自身が運用商品を選択し、その運用成績次第で将来の受取額が変わる年金です。公的年金も従来の企業年金である確定給付年金も将来の受取額はある程度確定していますが、iDeCoの場合、確定しているのは自分自身が支払う毎月の掛金のみ。将来の年金の受取額は自分が選んだ商品の運用成果にかかっています。

iDeCoは運用成績がよければ将来の受取額が増えるほか、転職時に年金資産を転職先企業でも拠出と運用が継続できるように移換ができたり、掛け金が全額所得控除となるため節税効果が期待できたり、投資商品で運用した場合、積立期間中は利益がでても税金がかからなかったり、受取時にも税制の優遇があったりとさまざまなメリットがあります。

ただし、自分の選んだ商品の運用成績が悪ければ、将来年金として受け取る金額が掛け金で支払った金額より少なくなるという可能性もあります。どんな商品を選ぶのか、どれくらいの配分にするのかが大切なポイントとなることは覚えておきましょう。

とはいえ、様々なメリットを享受しながら上手に活用すれば、iDeCoは将来の自分年金の強い味方となってくれるはずです。iDeCoについては、「iDeCo(イデコ)のメリット・デメリット」で詳しく説明していますので是非参考にしてください。

iDeCoの注意ポイント、途中でやめることができない

メリットだけを謳うのではなく、ここではしっかりiDecoのデメリットをお伝えしておきます。

一般的にデメリットと言われているのは、「60歳まで引き出せない」ことです。老後を迎えるまでに、結婚、出産、住宅購入など様々なライフイベントがあると思いますが、そういったライフイベント用に使うことができません。基本的にiDeCoは、老後の生活を支えるための資産運用のために作られた制度ですから一定の条件を除いては、途中で解約できないと思っておいた方がよいでしょう。

なお、途中でライフスタイルの変化や働き方の変更などで家計の状況が厳しくなってしまったという場合、iDeCoの掛け金の最低金額である5,000円まで掛金の減額はできます。積立金額の変更は1年に1回までですので、無理のない金額で行うことが大切です。

どうしてもということで掛金の拠出を一時的に休止するという手段はあります。加入者資格を喪失する手続きを取り、「運用指図者」になるという方法(掛け金を払わないがこれまでの掛け金の運用だけ継続する)です。しかしながら、

・休止している期間は退職所得控除を計算する際の勤続期間にカウントされない。

・毎月口座維持の手数料はかかる。

などのデメリットとともとれるルールがありますので、なるべく継続することを考えた方がよいでしょう。

iDeCoの申込みをする際には金融機関によって「手数料」「商品ラインナップ」「商品コスト」「サービス」が異なります。よく吟味して金融機関を選ぶようにしましょう。