明日 11月3日 火曜日、アメリカは46代目の大統領を選ぶ大切な日となります。
4年前の大統領選挙では誰もがクリントン候補が勝利すると思っていました。ニューヨークタイムズ紙は、選挙の当日にクリントン候補の当選確実は85%と断言していたくらいです。

【図表1】2016年 米大統領選挙当選確率予想
出所: NYTからマネックス証券作成

それが投票箱を開けてみると、トランプ大統領が誕生することになったのです。

2020年の大統領選挙については、ほとんどの調査でバイデン候補がトランプ大統領をリードし続けていることは周知の事実なのですが、私が注目しているひょっとすると今回の選挙もトランプ大統領が勝つのではないかと思わせるデータがあるのです。

皆さんも毎日使っている検索エンジンのGoogleに、Google Searchというユーザーの検索トレンドを見ることが出来る機能があります。これを使ってある検索を行うと興味深いトレンドがみえてくるのです。

2004年からの大統領選挙について、選挙の年とその時の候補の名前をセットで検索します。例えば、2004年ですと、「2004年」と「ブッシュ候補」、「2004年」と「ケリー候補」をセットで検索し、年初から大統領選挙直前までの検索状況をグラフ化するのです。そうしますと面白い結果が出るのです。

【図表2】米国大統領選 検索トレンド比較:2004年ブッシュ vs. ケリー
出所:Google Trend Search よりマネックス証券作成

 2004年、2008年、2012年の選挙について、その年に当選した候補の検索状況の方が、落選した候補の検索状況を上回っているのです。

【図表3】米国大統領選 検索トレンド比較:2008年 オバマ vs. マケイン
出所:Google Trend Search よりマネックス証券作成
【図表4】米国大統領選 検索トレンド比較:2012年 オバマ vs. ロムニー
出所:Google Trend Search よりマネックス証券作成

実は、2016年のトランプ候補とクリントン候補の時も同じ結果だったのです。

【図表5】米国大統領選 検索トレンド比較:2016年 トランプvs. クリントン
出所:Google Trend Search よりマネックス証券作成

ここまで書くとお分かりいただけると思うのですが、2020年についても、トランプ大統領の検索結果が、バイデン候補を上回ってきているのです。

【図表6】米国大統領選 検索トレンド比較:2020年 トランプvs. バイデン
出所:Google Trend Search よりマネックス証券作成

これは、単なる偶然なのか、それとも何かの結果を示唆するものなのか、時間が教えてくれます。

このデータにより、私がなんとなくトランプ大統領がひょっとすると再選されるのではないかと考えたのです。