このレポートのまとめ

1.シェイク・シャックは5月4日(月)引け後に決算発表する
2.ビヨンド・ミートは5月5日(火)引け後に決算発表する
3.ケーエルエー・コーポレーションは5月5日(火)引け後に決算発表する
4.マッチ・グループは5月5日(火)引け後に決算発表する
5.ウォルト・ディズニーは5月5日(火)引け後に決算発表する

■シェイク・シャック(SHAK)

 
シェイク・シャック(ティッカーシンボル:SHAK)は5月4日(月)引け後に決算発表予定です。

2020年2月に発表された同社の第4四半期決算はまちまちな内容でした。

修正EBITDAは+2.3%の1,480万ドルでした。

既存店売上比較は-3.6%で、内訳は来店客数-5.4%、値上げが+1.8%となっています。なお既存店売上比較がマイナスとなった一因は、クリスマス商戦期間が前年より1週間短かったことが影響しています。米国東部での天候不順も影響しました。既存店売上比較に参入された店舗数は85店舗でした。

ライセンス収入は前年同期比+58.6%の560万ドルでした。

システムワイドの売上高は+31.4%の2.35億ドルでした。

また、今期中に12の自社店舗、8の海外ライセンス店舗がオープンしました。

シェイク・シャックは4月17日に利益警告しており、第1四半期の売上高は1.43億ドルになるとしています。また3月に外出禁止令が出されると売上高は前年比-28.5%まで落ち込みました。営業赤字は80万ドルとなっています。

なおシェイク・シャックは4月20日に公募増資し1.4億ドルを調達済みです。

シェイク・シャック(SHAK)日足チャート
出所:トレードステーション

■ビヨンド・ミート(BYND)

 
ビヨンドミート(ティッカーシンボル:BYND)は5月5日(火)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第4四半期(1月期)決算は一株利益(EPS)が予想0セントに対し-1セント、売上高が予想8,152万ドルに対し9,850万ドル、売上高成長率は前年同期比+212.7%でした。

小売部門売上高は4,065万ドル(前年同期比+198.7%)、レストラン部門売上高は5,783万ドル(前年同期比+223%)でした。

グロスマージンは34.0%(前年同期25.0%)。

修正EBITDAは950万ドル(前年同期は380万ドルの赤字)。

また、スターバックスが中国で同社の代替肉をメニューに加えます。

ビヨンド・ミート(BYND)日足チャート
出所:トレードステーション

■ケーエルエー・コーポレーション(KLAC)

ケーエルエー・コーポレーション(ティッカーシンボル:KLAC)は5月5日(火)引け後に決算発表します。

ちなみに、2月に発表された同社の第2四半期(12月期)決算はコンセンサス予想を上回りました。

ケーエルエー・コーポレーションは第3四半期の一株利益(EPS)ガイダンス2.04~2.82ドル、売上高ガイダンス13.25~15.25億ドルを2月の決算発表時に提示していますが、それ以降、新型コロナウイルスでもガイダンスの変更はありません。

ケーエルエー・コーポレーション(KLAC)日足チャート
出所:トレードステーション

■マッチ・グループ(MTCH)

 
マッチ・グループ(ティッカーシンボル:MTCH)は5月5日(火)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第4四半期決算はまちまちでした。

修正EBITDAは+22%の2.15億ドル(予想は2.09億ドル)でした。

ティンダーは「ヌーンライト」と呼ばれる緊急アラーム機能とアプリ上でのハラスメントを察知する機能を実装。またプロフィール写真が本人であることを証明する機能も導入しました。

新興国ではサブスクリプション・モデルは不人気なことから、ペイ・アズ・ユー・ゴーのモデルも導入する考えです。

ヒンジは急速にダウンロード数を増やしています。

第1四半期の売上高は予想5.62億ドルに対し新ガイダンス5.45~5.55億ドルが提示されました。

アップルがiPhoneのIOS13でアプリのキャンセルの操作方法を変更したため、一時的にアプリの消去が増えました。これはIOS13にソフトウェアを更新した際に1度だけ起こることであり、一時的なものだと考えています。

同社は3月31日に8-k報告書を提出し、新型コロナウイルスの影響で第1四半期ならびに第2四半期の売上高成長を確保するのが難しくなっていると述べました。また新規ユーザーの加入が鈍化しています。日本、韓国など新型コロナウイルスの患者数が少ない国ではあまり大きな影響は出ていません。

マッチ・グループ(MTCH)日足チャート
出所:トレードステーション

■ウォルト・ディズニー(DIS)

 

ウォルト・ディズニー(ティッカーシンボル:DIS)は5月5日(火)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第1四半期(12月期)決算は良いものでした。

部門別売上高(前年同期比)は以下の通り。
メディアネットワークス 73.6億ドル +24%
テーマパーク 74億ドル +8%
映画 37.6億ドル >100%
ダイレクト・ツー・コンシュマー 39.9億ドル >100%

部門別営業利益(前年同期比)は以下の通り。
メディアネットワークス 16.3億ドル +23%
テーマパーク 23.4億ドル +9%
映画 9.5億ドル >100%
ダイレクト・ツー・コンシュマー -6.93億ドル >-100% 

Disney+のサブスクライバー数は2,650万人、ESPN+は660万人でした。Huluは+33%の3,040万人となっています。

Disney+の顧客単価は5.56ドル、ESPN+は4.44ドル、Hulu のSVODのみは13.15ドル、Hulu のライブTV+SVODは59.47ドルでした。

営業キャッシュフローは前年同期比-22%の16.3億ドル、フリー・キャッシュフローは前年同期比-68%の2.92億ドルでした。

Disney+はベライゾン、アップル、グーグル、ロクなどでもマーケティングを行っています。Disney+の無料サービスからから課金へのコンバージョンは予想以上です。また顧客離反率は予想より低くなっています。また、3月24日に英国、アイルランド、フランス、ドイツなどでDisney+のサービス配信を開始。4月8日にDisney+のサブスクライバー数が5,000万人に達したと発表しました。

4月20日に同社は、閉園中のテーマパークの従業員への給与の支払いを停止すると発表しました。

ウォルト・ディズニー(DIS)日足チャート
出所:トレードステーション