このレポートのまとめ
- ブルーム・エナジー決算は今後の見通しが悪かった
- ティルレイの決算は一株利益(EPS)が予想を下回った
- メーシーズの決算は悪かった
- シスコシステムズの決算はガイダンスが悪かった
- タペストリーの決算は悪かった
- ウォルマートの決算は良かった
- アプライド・マテリアルズの決算は良かった
- エヌビディアの決算は悪かった
■ブルーム・エナジー(BE) 今後の見通しが悪かった
ブルーム・エナジー(ティッカーシンボル:BE)の第2四半期決算は一株利益(EPS)が予想-19セントに対し-13セント、売上高が予想2.08億ドルに対し2.34億ドル、売上高成長率は前年同期比+38.4%でした。
アクセプタンス(認証済)は271基(100kW units)、前年同期比+49.7%、ガイダンスは250~280でした。
グロスマージンは17.8%でした。
上半期の営業キャッシュフローは1.15億ドルでした。
第3四半期のアクセプタンスのガイダンスは280~310を見込んでいます。販売単価は6,300~6,600ドルを見込んでいます。
同社の決算カンファレンスコールでは、ニューヨークとカリフォルニアでの補助金のルール変更を控え、顧客が様子見する可能性があることが指摘されました。このため売上トレンドは今後鈍化すると会社側は説明しました。
■ティルレイ(TLRY) 一株利益(EPS)が予想を下回った
ティルレイ(ティッカーシンボル:TLRY)の第2四半期決算は一株利益(EPS)が予想-27セントに対し-32セント、売上高が予想4,025万ドルに対し4,590万ドル、売上高成長率は前年同期比+373.2%でした。
売上高の内訳は:
娯楽 1.25億ドル
医療 907万ドル
食品 1,990万ドル
海外(医療) 180万ドル
でした。
販売量は5,588キログラムでした。前年同期は1,514キログラムでした。
平均販売単価は4.61ドル/グラムでした。前年同期は6.38ドル/グラムでした。
グロスマージンは27%でした。前年同期は23%でした。
■メーシーズ(M) 悪かった
メーシーズ(ティッカーシンボル:M)の第2四半期(7月期)決算は一株利益(EPS)が予想45セントに対し28セント、売上高が予想55.5億ドルに対し55.5億ドル、売上高成長率は前年同期比-0.5%でした。
既存店売上比較は予想+0.3%に対し+0.2%にとどまりました。グロスマージンは38.8%でした。こちらも予想以下でした。
消費者の懐具合は健全だが、ディスカウントがなければ商品を買わないというコメントがありました。メーシーズの売れ残り在庫は増えています。
中国製品への関税の関係で旅行カバン、家具などは値上げを余儀なくされました。
海外からの観光客はメーシーズにとって重要ですが、ドル高と米中貿易戦争で不振でした。
2020年度の一株利益(EPS)は予想3.07ドルに対し新ガイダンス3.05~3.25ドルが提示されました。売上高は予想248.8億ドルに対しこれまでのガイダンス249.7億ドルが堅持されました。
■シスコシステムズ(CSCO) ガイダンスが悪かった
シスコシステムズ(ティッカーシンボル:CSCO)の第4四半期(7月期)決算は一株利益(EPS)が予想82セントに対し83セント、売上高は予想133.9億ドルに対し134.3億ドル、売上高成長率は前年同期比+4.5%でした。
地域別では米州+9%、欧州中東アフリカ+7%、アジア太平洋-4%でした。
第1四半期の一株利益(EPS)は予想83セントに対し新ガイダンス80~82セントが、売上高は予想134.1億ドルに対し新ガイダンス126.8~129.3億ドルが提示されました。
ガイダンスが弱い理由は中国、インド市場の不調によります。
■タペストリー(TPR) 悪かった
タペストリー(ティッカーシンボル:TPR)の第4四半期(6月期)決算は一株利益(EPS)が予想61セントに対し61セント、売上高が予想15.3億ドルに対し15.1億ドル、売上高成長率は前年同期比+2.0%でした。
コーチ部門のグローバル既存店売上比較は+2%でした。ケイトスペードは-6%でした。経営陣は「ケイトスペードの北米事業は業績回復まで時間がかかる」とコメントしました。
第1四半期の一株利益(EPS)は予想53セントに対し新ガイダンス47セントが、売上高予想14.4億ドルに対し新ガイダンス13.8億ドルが提示されました。
■ウォルマート(WMT) 良かった
ウォルマート(ティッカーシンボル:WMT)の第2四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.22ドルに対し1.27ドル、売上高が予想1,293.2億ドルに対し1,304億ドル、売上高成長率は前年同期比+2.6%でした。
既存店売上比較は+2.8%でした。米国既存店売上比較は2年間の通算ベースで+7.3%でした。これは過去10年で最も良い数字でした。米国ネット通販は+37%でした。
■アプライド・マテリアルズ(AMAT) 良かった
アプライド・マテリアルズ(ティッカーシンボル:AMAT)の第3四半期(7月期)決算は一株利益(EPS)が予想70セントに対し74セント、売上高が予想35.3億ドルに対し35.6億ドル、売上高成長率は前年同期比-14.4%でした。
第4四半期の一株利益(EPS)は予想76セントに対し新ガイダンス72~80セントが、売上高予想36.6億ドルに対し新ガイダンス35.35~38.35億ドルが提示されました。
■エヌビディア(NVDA) 悪かった
エヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)の第2四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.15ドルに対し1.24ドル、売上高が予想25.5億ドルに対し25.8億ドル、売上高成長率は前年同期比-17.4%でした。
ゲーミング売上高は前年同期比-27%の11.3億ドルでした。デスクトップGPUとゲーミング・プラットフォーム向けSOCモジュールの出荷の減少が響きました。
データセンター売上高は前年同期比-14%の6.55億ドルでした。
自動車向け売上高は+4%の2.09億ドルでした。
グロスマージンは60.1%でした。
第3四半期の売上高は予想29.8億ドルに対し新ガイダンス28.42~29.58億ドルが提示されました。一株利益(EPS)は予想1.53ドルに対し新ガイダンス1.48~1.66ドルが提示されました。グロスマージン・ガイダンスは62~63%が提示されました。