日本では銀行にお金を預けていても一向に増えません。日本の中央銀行である日本銀行がマイナス金利政策を導入しているためです。では米国はどうでしょう。現在米国の政策金利は2.5%です。(2019年1月時点)ほぼゼロ金利である円を保有するよりも米ドルを保有する方が金利差分の収入を得ることができますね。

スワップポイントとは、取引される通貨間に発生する金利差調整額の事をいいます。例えばメキシコの政策金利は7.75%、南アフリカは6.5%もあります。円で預金しているより、こうした高金利通貨を保有していた方が金利差分であるスワップポイント収入という「インカムゲイン」を得ることができるのです。※銀行預金の金利とは異なるものです。 

スワップポイントは、高金利である外貨をロングしている場合にのみ付与されます。ロングポジションを保有したままニューヨーククローズをまたぐ事(=ロールオーバー:日本時間の7:00、夏時間は6:00)で発生し市場の金利動向によって変動します。

ただし、高金利通貨をショートした場合は、スワップポイントは支払わなくてはなりません。そのため高金利通貨を長期的にショートし続けるとスワップコストが負担となってきます。

高金利通貨の売りのコスト負担は、日々投資家の収益を削って行くため、長期保有する投資家は多くありません。買いポジションを長期保有すれば、為替変動で利益が出なくても日々スワップポイント収入を得ることができるため、高金利通貨には自ずと買いポジションが積み上がりやすい構造になっています。

こうしてスワップポイント狙いで積み上がった買いポジション(ロングポジション)は、マーケットのリスクが高まると一斉に手仕舞われるため、高金利通貨は急落に見舞われやすいという特徴もありますので、高金利通貨への投資は、レバレッジを抑えてリスクを取り過ぎないようにすることが肝要です。

※レバレッジについては別の回で詳しく解説いたします。

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