先月下旬からスタートした3月期決算企業の本決算発表が本格化しています。こうしたなか先週はゴールデンウィークの谷間で決算発表を行う企業も一旦減りましたが、今週に入って再び多くの企業が決算を発表しています。そこで今回は今月2日から昨日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にその決算を集計し、株価の反応もチェックしてみました。

それをみると決算を受けて株価が急伸した銘柄や反対に急落した銘柄がみられます。例えばコンセンサス予想を上回る強気の増益予想を発表した伊藤忠テクノソリューションズ(4739)協和エクシオ(1951)では株価が10%を大きく上回る上昇をみせたほか、住友重機械工業(6302)は減益予想ながらコンセンサス予想を上回る予想を発表したことで10%以上の上昇となっています。一方で大幅な減益予想でコンセンサス予想も下回った東京応化工業(4186)が10%以上下落し、同じく大幅な減益予想でコンセンサス予想を大きく下回ったローム(6963)も大きく下げています。

決算集計速報PART3 決算で急伸・急落した銘柄はこちらからチェック

<もう一つのヒント>

明日の決算発表スケジュールは

決算発表も終盤に入ってきましたが、明日も多くの企業が決算発表を行う予定です。明日は取引時間中に富士重工業(7270)や東レ(3402)などが、取引終了後に日産(7201)やKDDI(9433)などが決算を発表する予定です。

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