初心者でもわかりやすい金融用語集

運用方針

運用方針とは、投資や資産運用を行う際の基本的な考え方や戦略のことを指します。

運用方針に含まれる主な要素には、投資目的(資産形成、 インカムゲイン インカムゲインインカムゲインとは、投資から得られる定期的な収入のことです。たとえば、株式投資における配当金や、債券投資や預金などから生じる受取利子、不動産投資における賃貸収入がインカムゲインにあたります。 この収... キャピタルゲイン キャピタルゲインキャピタルゲインとは、資産(たとえば株式や不動産など)を売却した際に、購入価格よりも高い価格で売れたことによって生じる利益のことを指します。譲渡益や資本利得、投資収益などとも呼ばれます。 キャピタル... など)、 リスク リスクリスクとは、投資やビジネスなどの経済活動において、予期しない損失が生じる可能性のことです。リスクには様々な種類があり、市場リスク、信用リスク、運用リスク、流動性リスクなどが挙げられます。 市場リスク... 許容度、投資対象、資産配分、投資期間、運用スタイル( アクティブ運用 アクティブ運用アクティブ運用とは、投資家やファンドマネージャーが市場平均のリターンを上回ることを目指して、積極的に株式や債券などの資産を選択し、取引する投資戦略のことです。 アクティブ運用の主な特徴は、個別の投資... パッシブ運用 パッシブ運用パッシブ運用とは、市場の平均的なリターンを目指す投資戦略のことです。この運用方法では、特定の株式指数やベンチマークに連動するように設計された投資ファンドに資金を投じます。 パッシブ運用の主な特徴... か)などがあります。

運用方針は、 個人投資家 個人投資家個人投資家とは、個人の資産を使って株式、債券、外貨などの金融商品に投資する人のことです。これに対して、顧客から拠出された資金を管理・運用する組織は機関投資家とされます。資金規模では機関投資家に劣るもの... から 機関投資家 機関投資家機関投資家とは、大量の資金を運用する専門の組織のことです。これには、銀行、保険会社、年金基金、ヘッジファンド、投資信託、大学の基金などが含まれます。 機関投資家は、一般の個人投資家と比べて、情報の収... まで、効果的な資産運用を行うために重要な指針となります。特に、 投資信託 投資信託投資信託とは、多くの投資家から資金を集めて、その資金をプロの運用会社が株式や債券などのさまざまな金融商品に投資し、その運用成果を投資家に分配する仕組みです。 投資家は投資信託の証券(通常は「口」と呼... などの ファンド ファンドファンドとは、複数の投資家から資金を集め、その資金を株式、債券、不動産など様々な資産に投資して運用する仕組みのことです。ファンドはプロの運用管理者によって管理され、投資家はファンドに出資することで、個... を選んで運用を任せる場合には、そのファンドの運用方針を確認することが重要です。

運用方針を定めることには、一貫した投資行動の指針となることに加えて、感情的な投資判断を抑制したり、同様の運用方針を持つ他の投資家と運用成果を比較できたりといったメリットがあります。