NYダウ: 22158.18  △39.32 (9/13)
NASDAQ: 6460.19  △5.91 (9/13)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
米国市場は原油価格の上昇などを背景に前日までの流れを引き継ぎ続伸となり、主要3指数が揃って連日で史上最高値を更新しました。利益確定の売りが出やすいなかスタートから前日終値を挟んで小幅に揉み合う展開が続いたダウ平均ですが、午後に入って徐々に買いが優勢になると39ドル高の22,158ドルと高値引けとなり、前日に続いて史上最高値を更新して取引を終えています。また、S&P500株価指数も1ポイント高の2,498ポイントとなり3日連続で史上最高値を付けています。さらにハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も5ポイント高の6,460ポイントと3日続伸となり前日に続いて史上最高値を更新しています。

2.経済指標等
8月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.4%上昇となったものの市場予想を下回っています。また、8月の米財政収支は1080億ドルの赤字となりましたが、市場予想ほど赤字額は拡大しませんでした。

3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち公益事業や不動産、ヘルスケアなどの6業種が下げました。一方でエネルギーや電気通信サービス、一般消費財・サービスなどの5業種が上げ、エネルギーは1%を超える上昇となっています。

4.個別銘柄動向
年末商戦に向けて約10万人を臨時で雇用すると発表したディスカウントストアのターゲット(TGT)が3%近く上げたほか、同業の買収を発表した医療保険のセンティーン(CNC)が8%高と大きく上げています。また、投資ファンドなどの支援を受けて創業者一族がMBOで株式の非上場化に踏み切ると伝わった百貨店のノードストローム(JWN)も6%近く上げています。原油価格の上昇を受けてシェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)も高く、シェブロンは1%を超える上昇となりダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなりました。一方で東芝(6502)が東芝メモリの売却で米投資ファンドのベインキャピタルを主体とする日米間連合と協議を加速する覚書を交わしたと発表したのが嫌気されウエスタンデジタル(WDC)が3%を上回る下落となっています。

5.為替・金利等
長期金利は0.03%高い2.19%となりました。こうしたなかドル円はさらに円安となり110円台半ばで推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
米国株高と円安を受けて本日の日本市場は小幅に上昇してのスタートが予想されます。昨日までの3日間で600円近く上昇したことで利益確定の売りが出やすいなか日経平均が一日を通して堅調さを保てるのかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之)