先月中旬からスタートした小売業を中心とした2月期決算銘柄の中間決算発表も先週で終了しました。その結果をみると7割近い企業が増益を確保し、消費税増税の影響がなくなったこともあってか二桁の大幅増益を確保した銘柄も半分近くにのぼりました。そして東証1部上場企業ベースで集計してみるとこの上半期は1割強の増益となり、従来の会社予想に対して上振れて着地する銘柄もみられました。
このように2月期決算企業の上期決算が総じて堅調となるなか下期の会社予想が保守的ににみえるものもみられます。そこで今回は上期業績が上振れたにも関わらず通期業績予想を据え置いたことで、下期の会社予想が増益予想から一転して減益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えばローソン(2651)やファミリーマート(8028)では上期が大きく上振れて着地したことで、下期が二桁の増益予想から減益予想となっています。