先月中旬からスタートした小売業を中心とした2月期決算銘柄の中間決算発表も先週で終了しました。その結果をみると7割近い企業が増益を確保し、消費税増税の影響がなくなったこともあってか二桁の大幅増益を確保した銘柄も半分近くにのぼりました。東証1部上場企業ベースで集計してみるとこの上半期は1割強の増益となっており、こうしたなかで通期の業績予想を上方修正した銘柄もみられました。

そこで今回は通期の業績予想の上方修正に踏み切った銘柄をピックアップしてみました。そのなかでも大幅な上方修正となったのが女性向けカジュアル衣料を中心に「グローバルワークス」などの店舗を展開するアダストリア(2685)で、70億円だった営業利益の従来予想を倍の140億円へと上方修正しています。また、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)東宝(9602)では第1四半期決算に続いて今期2度目の上方修正を行っています。

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