日経平均の17500円は予想以上に重いです。「普賢と文殊」が効いているのでしょうか?個人的には気持ちは上放れなのですが、ズドーンと陰線を引きそうな雰囲気もありますね。いずれにしても、米国株がカギになるのは間違いありません。
米国市場は景気動向により一層焦点が移る可能性が高いです。ガソリン価格の下落や株高を受けて、感謝際明けの消費の盛り上がりに注目が集りますが、期待外れに終われば株価調整のきっかけになることが考えられます。11/25に発表された11月の米消費者信頼感指数は88.7となり、市場予想(96.0)を下振れたのが気になります。

ダウ平均はテクニカル面でも目先的な節目に差しかかっています。過去のもみ合いの動きを参考にした、「中値倍返し」(ネーミングしてみました!)の手法でいくと、17800-17900ドルでいったん頭打ちになる可能性が高いことがわかります。過去を振り返ると、7/16高値(17138ドル)や9/19高値(17279ドル)もそうでした。
5/18高値(16715ドル)以降で拡大波動(高値が切り上がる、安値が切り下がる)を形成しているとすれば、直近高値から700ドル程度は簡単に下げるかもしれません。

最後に、NPO法人日本テクニカルアナリスト協会主催のセミナーをご紹介いたします。日時は12月4日(木)18:30~20:00 、テーマは「金融マンの資産運用」、講師はオルタナティブ運用に特化した独立系運用会社であるAIFAMアセットマネジメントの新見氏を協会へお招きいたします。投資信託の投資判断、実践的な運用手法の一例をご紹介いたします。「年代にあわせて資産配分を変えていった場合の悲劇」「資産配分戦略=ルーレットにベットするお客への投資」「9月から10月の急落が自身の40年間だとしたら・・・」などなど、面白い内容が盛りだくさんです。場所は、協会事務局セミナー室です。詳しくはURLをご参照ください。→http://www.ntaa.or.jp/association

東野幸利

株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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