藤倉ゴム(5121)などの電池関連に注目しています。実は、今週のメルマガのネタにと準備はしていたのですが・・・、一週間遅れたことを後悔しています。目先は、「ロボット関連」の動き次第ということもあると思います。
藤倉ゴムは、昨年12月中旬ごろまでは400円台で推移していましたが、突如の材料で1750円(1/9)まで急騰しました。大幅調整のあと2/5のストップ高をきっかけに再動意。調整が続いていたのですが6/18に再び出てきました。それに刺激され、古河電池(6937)も少し反応しました。中長期でしっかりという方には、ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)に注目です。
話が前後しますが、藤倉ゴムの材料は「マグネシウム電池」です。ロイターの記事によると、「マグネシウム電池は東京工業大学の矢部孝教授が提唱する新型電池で、実用化に向けて藤倉ゴムが技術協力し、昨年末にはマグネシウム電池を動力源とするカートの走行試験に成功した。マグネシウム電池はリチウムイオン電池に比べ電力は約7倍。ハードルは高いものの、スマホ用充電池として使った場合、理論上は1カ月間は充電せずに使用できる。」と紹介されていました。
株価推移を予測すると、面白い局面にあるようです。週足の一目均衡表では、遅行スパンが当時の株価に接近し、そろそろ動意付く兆しが出てくるムードでした。来週にかけては基準線が強く上昇するタイミングでもあり、同線に向けて長い陽線を立てることができるかが注目されます。
上値メドは、1月高値1750円~5月安値720円までの下げ幅の半値戻し1230円処などが考えられます。1230円といえば、2006年の高値となる点が不思議です。つまり、1月高値1750円が2006年高値1230円を上回った幅だけ、下に倍返しで5月安値720円まで調整を入れたことになります。1230円前後がこの株にとっての均衡水準(中心)であるとすれば、次の反発ではそこまで戻るということですが・・・
東野幸利
株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
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