週足の日経平均は概ね32週から35週で高値や安値を付けることがあるようです。33週が多いでしょうか。例えば、昨年10月安値から今年の6月高値までは33週。昨年3月安値から昨年10月安値も33週。昨年6月の戻り高値から今年1月の戻り高値までは32週でした。ある安値や高値から33週で次の安値や高値を付けるリズムがあるのなら、ポジションテイクの参考になりますね。
実は、今年3月安値からの33週目は今週になるのです。日足の分析では21日が変化日と見ていました。実際は20日ですが、ファーストリテイリングだけの上げ下げで日経平均は20円から30円程度は平気で動きますから、日経平均の日足ベースの日柄分析はややアバウトで・・・・いいと思います。余談ですが、急騰するファーストリテイリングをヘッジファンドが買っているといった話を昨日ある方から聞きましたが、ヘッジファンドがやっていることも一緒ですね、運用実績あっての成功報酬ですから必死になるのでしょう。
今日はホンダの業績回復に関する観測記事が某新聞のトップ紙面に掲載されていましたが、やっぱりバイクがあると強いですね。新興国向けにいいわけですが、道路不足のなかで車だけ増えても渋滞するだけ。そこを通り抜けるバイクがやっぱりいいですよ。渋滞を避けるためにはバイク。これから日本も高速道路無料化で車は渋滞するからバイク?とはなかなかいかないと思いますが、バイク関連は今後も強そうですね。
と書いているうちに、後場からも日経平均の下げは続いています。やはり10300円から10400円処までの上昇にとどまるか・・・。当面は4月後半安値と7月安値を通る右肩上がりの下値支持線と、8月31日高値を基点とした右肩下がりの上値抵抗線のなかで、1万円から10100円処中心の動きでしょう。11月前半(10日前後?)までもみ合い。となれば次は上でしょうか、下でしょうか?上だったらこの間は銘柄選別の期間です。
バイクではないですが、「衣・食・住」、人が生きていくなかで欠かせないものですね。マーケットの世界でも重要なキーワードになるものです。「衣・食・住」を「金・農産物・燃料(原油)」に置き換えると・・・どうでしょうか?
原油先物は2008年に高値を付けて、現在戻りを試しているところ。金先物も2008年高値で、現在その高値に接近しています。
一方、農産物ですが、トウモロコシ、小麦、大豆先物とも2008年に高値を付けていますが、今年は下げ基調が続いています。いずれ、金先物や原油先物に高値警戒感が出てくれば・・・・このまま農産物相場の下げ基調が続くことはないでしょう。来年はトウモロコシ、小麦、大豆先物あたりがおもしろいのでは?大きな循環物色です。食品価格もまた上がるでしょう。今度は瞬間的ではないかもしれませんが、それ関連の銘柄は面白いかもしれませんね。
東野幸利
株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ
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