ジョン・F・ケネディ米大統領がダラスで狙撃されて死亡したのが1963年11月22日。
私が生まれる1ヶ月ほど前です。その暗殺事件に関わる機密文書が、アメリカ時間の今日、日本時間だと明日未明になるでしょうか、公開されます。かなりの文字数と思われ、その内容を私たちが把握するには、ちょっと時間が掛かるのかも知れませんが、興味津々です。あのトランプ大統領も「興味津々だ!」と云ってますから、それなりに驚きの内容が含まれているのかも知れません。しかしこういったものをちゃんと残しておき、そして公開するのは、アメリカらしいと思います。
歴史は、文字に残ったものだけが歴史になります。日本史だって世界史だって、私たち現代人がそう信じていることと、本当にどうであったかは、大きな差や歪み・偏りがあり得ることは容易に想像出来ます。アメリカの今回の情報公開は、本当に100%なのでしょうか?99.999%公開しても、最後の一滴、0.001%の内容如何で、全体像が大きく変わることはあり得ます。そもそも残してある記録が、既にほんのちょっとだけ偏っている可能性だってあります。それでも尚、公開すれば、それらの歪みや偏りの研究も進むことでしょう。

大洋の彼方の国のことで、JFKの存在がどういうものかも、暗殺がどれだけショッキングだったのかも、そして今回の機密文書公開にどれだけの注目が本当に集まっているのか、私には分かりません。しかし、久し振りの、今のマーケットや政治・地政学リスク以外のテーマなので、気分転換にもなるし、注目したいと思います。