週末は札幌で全国投資セミナーを開きました。天気の良い土曜日に多くのお客さまにお集まりいただきました。少しでもお役に立てるように、経済の見方から投資の実際にいたるまで幅広くお話しし、今世界で起きていることへの御質問にお答えするなど、「来て良かった!」と思っていただけるように力を尽くしました。
御質問の内容は、実際かなり多岐にわたりました。50件以上いただいたでしょうか。
その中で、トランプ政権に直接関する御質問はほとんどなく、セミナーの半日前に明らかになったスティーブ・バノン首席戦略官の退任に関するものくらいでした。
私は常日頃、政治はマーケットに、短期的にはセンチメントの悪化・良化から影響を与えるが、中長期的には大勢に影響を与えない、と考えているのですが、今回ばかりは、今回もそうなのか気になります。必ずしも悪い側面だけではなく、例えばバノンの退任は、政権を取り巻く状況がいい方向に向かっていくことを示唆しているようにも思えるのですが、気になります。何故なら、トランプ政権が何を世間とコミュニケートしていて、何を隠しているかが、見えにくくなってきた気がするからです。
質問に対する答えだけでなく、何が質問であるかも重要です。世の中の変数は増えてきているように見えます。取り上げるテーマをどう選び、組み合わせるかも含めて、より良い情報提供をするように努めていきたいと思います。