おおきボンドではありません。ジェームス・ボンドでもありません。てんきボンド。
天候次第で、クーポン(利子)が変わる、そんな債券(ボンド)があります。真夏の終わり、8月最後の一週間に、東京での真夏日が多いほどクーポンが上がっていく、そんな債券です。面白いですねぇ。
天候・気象などに関連してクーポンや元本が変化する債券は、今から四半世紀ほど前に生まれました。ハリケーンや地震に関わるものが多かったのですが、基本はみな機関投資家向けの金融商品でした。今回の天気ボンドは、真夏日連動というのも新しいですが、個人向けの金融商品であることが、とっても新しいです。恐らく、たぶん、世界初だと思います。しかし、債券はいわゆるOTC(オーバー・ザ・カウンター)取引で、世界中の全ての発行・取引を確認するのはほぼ不可能で、ハッキリは云えないのですが、たぶん世界初です。
そんな天気ボンド。正式な愛称では「夏祭り」となっていますが、これからも様々な新しいことに挑戦していきたいと思います。