週末にイギリスから帰国しましたが、体調はすこぶる良好です。出張中に毎朝、短い時間ですが紐を使ったストレッチと縄跳びをしたことが功を奏したものと思われます。朝ご飯を毎日、持ち込んだアルファ米とフリーズドライのお味噌汁にしたのも良かったかも知れません。体調管理はビジネスパーソンの基本中の基本。ホームグラウンドに戻って気が緩み、逆に体調を崩さないように気を付けたいと思います。
それでは先週から書き始めた当社グループの状況のアップデートを少々したいと思います。先ずは日本における状況。これは主に当グループの中核企業であるマネックス証券の状況になります。当社のお客様は実に様々な対応の方々がいらっしゃるのですが、少なくとも同業他社と比べると、長期分散投資の方が多い傾向があります。投資というものを今まであまり知らなかった方にも優しい証券会社、トレーディングされる方ももちろん多くいらっしゃいますが、インベストメントだったらマネックスに行くのが一番良い、そんな感じの一種のブランドが当社にあった気がします。
これからももちろん初心者の方や、インベストメントされる方に支持される証券会社でいたいと思うのですが、アクティブにトレーディングされる方々の間でも、トレーディングするならマネックスが一番いいと思われる会社になりたいと考えており、その為の具体的なステップを踏んでいます。それが当社グループの日本における最大の戦略です。具体的には全世界、特にアメリカのアクティブ・トレーダーの間で大変高い評価を得ている当社グループのトレードステーション証券と、日本のお客様向けの、日本株のトレーディングツールの開発を進めています。トレードステーションは、全米で6番目に大きいオンライン証券で、バロンズ誌で何度も全米ナンバーワンのオンライン証券として選ばれている会社です。特にアクティブトレーダーの間での支持は絶大です。
但しこのトレードステーションと一緒にツールを作れば日本市場・日本のお客様でも高い支持を受けるとは全く思っていません。今までにも50人程度の国内のプロのトレーダーやアクティブな個人トレーダーのご意見を聞いており、これからも丁寧に、エネルギーを掛けてより多くの方々の意見を聞きながら、本当に望まれているトレーディングツールを開発しようとしています。そして、このツールの利点や使い方を、これまたエネルギーを掛けて、多くの方々に説明していかねばならないと考えています。このツールのご提供は、今年の夏頃を予定しています。
当社にとって大変重要なこの戦略的ツールを使って、競合他社からアクティブトレーダーを奪取して、近未来においてマネックス証券の株式委託売買ビジネスを今の1.5倍、いずれは2倍にまで増やしたいと考えています。簡単な道のりではありませんが、多くの投資をして、本当に差別化できるサービスを開発してのことですので、きっと成し遂げようと考えています。随分長くなりました。明日は当社グループの状況の話はやめて、柔らかい話題のつぶやきにしたいと思います。