今日、或るベンチャー企業経営者と対談をしました。二回りほど私より若い彼からは学ぶことが多いのですが、6年ほど前に初めて私に会いに来た時のことを、私が何を云ったかを、彼は今でも鮮明に憶えていました。私もマネックスを起業した頃に、私をメンタリングして下さった先輩方とのやり取りを、今でも鮮明に憶えています。今日彼と話していて、「色々なことを良く憶えている頃」というものがあることを再認識しました。私の社会人人生を振り返ってみても、数年間ほとんど記憶がないような頃もあります。時間の流れ方、記憶の分量が、年によって全然違うのです。木の年輪が年によって幅も色も違うようなものでしょうか。これから自分はどんな年輪を増やしていくのだろう?憶えてない時期があるようなこともなく、充実したきれいな年輪を足していきたいと思います。