さて昨日の財源に関する意見表明、1620人の方が参加されました。「概念的な意味で、財源はどこに求めるべきか?」との質問に対して、「赤字国債のように未来の国民から借りるべきだ」との方が僅か3.3%、「消費税のように今の国民が負担すべきだ」との方が過半数で62.0%、「高齢者向け医療費の支出を減らすなど、高齢者負担を上げるべきだ」との方が34.7%でした。

私が書いた質問ですから、答えを微妙に誘導しているかも知れず、必ずしも世論を正しく反映していない可能性が十分ありますが、興味深い結果だと思います。「未来の国民から借りるべきではない」-これはとても妥当な意見です。国の在り方を考える上でも、もっとも重要な核となる概念です。実は恐る恐る質問を書いたのですが、そしてこんな云い方をすると僭越ですが、ほっと安心しました。

今後の予算編成のプロセスなどで、このような考え方が尊重されること、少なくともしっかりと世論を確認してから、それが反映されていくことを期待したいと思います。