私は机の上に書類や本を積むクセがあります。いや、これはクセではないですね、単に怠けて整理が出来ていないだけです。しかし机の下、足下はきれいサッパリ、基本的に何も置かれていなくて、完全に整理されています。もちろん机の上も下も散乱している人は整理整頓の出来ない人、上も下もきれいな人は整理された人、な訳ですが、これらはかなりの少数派で、大概は「上のみ煩雑派」か「下のみ煩雑派」のいずれかに分類されるように見受けます。
聞いた話によると、"頭の中の整理程度は机の上ではなく机の下の整理程度と同じ"だそうで、だとすると私の頭の中は整理されていることになりますが、これは強烈な我田引水で、ほぼアテになりません。

この机の上、昨日一念発起してきれいに片付けました。あっと云う間に、きれいサッパリ整理され、広大なスペースが生まれました。私は机の上を片付けられないのではないのです。片付けないだけなのです。そんな云い訳はいけませんね。

さて、机の上はサッパリしたのですが、いつも必ず机の角に大切に置いてあるものがあります。その回りだけは、いつでもちゃんとスペースが確保されています。それは直径8センチ程度のガラス玉で、その中に直径6センチ強の海底があり、鮮やかな色の珊瑚などが造られています。要はミクロの海底というか地球なのです。そして一片がちょっと削られていて立つようになっています。文鎮の一種でしょうか?かつて、10年以上前、私が尊敬するIさんのオフィスにあったもので、Iさんはそれを眺めるのが好きでした。Iさんが旅立たれた時に、秘書の方と話して、私が譲り受けたものです。いつもその回りだけは片付けてあると云っても、やはり机全体がきれいな方が、ミクロの海底も映えます。これからはいつもきれいにしておこうと思います。