東京ではソメイヨシノが満開です。未だ殆ど散り始めていないのではないでしょうか。入学式のシーズンに、これほどちゃんと桜が咲いているのは、本当に久し振りだと思います。今日は暖かいし、週末を超えて花見の人出も減ったので、夜桜見物には最高の夜でしょう。
この状況を見て思うことは、「地球温暖化は本当に進行しているのか」と云うことです。本当なんだとは思います。しかしちょっとでも開花が早いと「温暖化!温暖化!」とはやし立てるマスコミが、遅くまで桜が散らずにいても、温暖化に関連する解説を一切云いません。
私は昔債券トレーダーだったので裏読みをしがちな為、このマスコミの姿勢が、温暖化問題自体に疑問を抱くことになってしまいます。しかしこんなことを思うのも、話の対象が桜だからです。
「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」
業平の時代から、季節は何ひとつ変わらず巡っているように私には思えます。今宵、何処かの道端で桜を見上げて、ほんの一時でいいので、永遠に巡ることに思いを馳せたいと思います。