4月1日は、私にとって特別な日です。生まれた時から横にいた、最も大切な友人の誕生日です。友人は、遠いところにいますが、偶に急に訪ねてくれます。桜の花の咲く頃に来ることが多いです。不思議なものです。来る理由は良く分かりません。彼の理由で来るのか、私が理由で来るのか。云いたいことがあるようなのですが、中々分かり辛くて、最後まで分からない時もあります。
「あだなりと 名にこそたれて 桜花 年にまれなる 人もまちけり」
(読み人知らず、古今和歌集、春歌上)
人の心は、突き詰めていけば脳細胞ですから、本当に小さな物質です。しかしその中は小宇宙のように複雑で広大です。
今日は新入社員の入社日でもあります。当社は東京で6名、八戸で8名の新卒が入社しました。「新入社員が来る日」と云うのも、年に一回、"まれに"今日しかありません。4月1日とは、そう云う日なのかも知れませんね。