私は昔、偏頭痛持ちでした。17年前頃が一番酷かったでしょうか。精密検査を一度受けましたが、かなり念入りに検査した結果、「単なる」偏頭痛であると診断されました。「単なる」でもそうでなくとも、痛みには変わりありません。頭が割れるほど痛くなり、もんどり打ち、悶え苦しみ、冷や汗が出て来て、夜は眠ることも難しくなります。その頃は偏頭痛専用の薬を持っていて、しかしそれがないと大変でした。

この偏頭痛は歳を取ると共に減っていき、5年ほど前で年に2-3回、今では年に1回あるかないかになりました。亀の甲より年の功で、色々な偏頭痛回避策を身に付けてきたのもあります。これは経験と知恵の部分です。頭(精神)と体の折り合いが付いてきたと云うのもあるでしょう。
しかしこれは経験や知恵の賜物なのか、単にどちらかのエネルギー水準が下がって、軋みが出にくくなったのか、ちょっと不明瞭です。5年前、40歳の時に、「不惑は、鍛錬の結果惑わないように至ったのか、魅力が落ちて誘惑を受けなくなったのか、不明である」という趣旨のつぶやきを書きましたが、偏頭痛も同じ類のものを感じます。

何故今日急にこんな話をするかと云うと、当社の若いスタッフが、昨日から偏頭痛で苦しんでいることをさっき知ったからです。あの痛さを知る者としては、本当に同情し、早く治ったらいいと思います。私との年齢差が確か16ですから、ちょうど私の偏頭痛最盛期の頃の年齢です。
そう考えると、私がその位の歳だった頃も思い出します。若さっていいですね。
頑張ってね!