去年もお盆のことを書きました。今年は「再び」ヴァージョン。さて私はあと何回お盆のことを書くのでしょうか?まぁそんなつぶやきならぬぼやきは置いといて、今年もやはりお盆はやって来ました。御先祖様も現役も、みんな故郷に大集合して東京がガラガラになる不思議な期間・お盆。去年のお盆はオンライン・トレードがとても活発でした。お父さんがゆっくり起きてきてからパソコンにスイッチを入れるのか、前場よりも後場の方が売買高が多くなり、世の中の静けさに反して、市場全体も活況を呈しました。去年は代替消費が話題になった夏で、冷夏であるにも拘わらず、替わりにデパートやオンライン・ショッピングの売上げが伸びました。海や山に行けない分、パソコンに向かう時間が伸びたのでしょう。さて、今年はどうでしょうか。天気が良くて海の家が繁盛する分だけ、オンライン取引は空くのでしょうか。希望的観測も含めて、恐らくそうではないと思います。海辺からも携帯電話で取引できますし、マネックスに於いては夜でもマネックスナイターで株式取引が出来ますから。明日はSQなので単純に前場・後場比較は出来ませんが、いずれにしろ明日の市場動向は注意深く見たいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。