【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,061.95 △295.07 (9/2)
NASDAQ: 26,217.83 △118.05 (9/2)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。直近は金利上昇が続いていましたが、金利上昇が一服しました。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインフレ鈍化に言及したことも材料視されました。
ダウ平均は62ドル高の52,829ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の安値となり、上昇幅を拡大する展開が続き日本時間23時44分に460ドル高の53,227ドルでこの日の高値をつけました。その後、上昇幅を縮小したものの概ね横ばい圏での推移が続き、最終的に295ドル高の53,061ドルでこの日の取引を終えました。4日ぶりの反発となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は118ポイント高の26,217ポイント、S&P500株価指数は35ポイント高の7,666ポイントでいずれも4日ぶりに反発しました。
2.経済指標等
8月のADP雇用者数が発表され、前月比3万8000人の増加となり、市場予想(4万9000人増加)を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇、1業種が下落となりました。素材が1.5%高、コミュニケーション・サービスが1.2%高、ヘルスケアが0.8%高となりました。一方で、不動産が0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。エヌビディア[NVDA]は人工知能(AI)開発プラットフォームを提供するHugging Face Incを買収するとの報道から3.2%高となり構成銘柄中の上昇率トップとなりました。そのほか、アメリカン・エキスプレス[AXP]が1.8%高、キャタピラー[CAT]が1.7%高となりました。一方で、ハネウェル・インターナショナル[HON]が1.9%安、スリーエム[MMM]が0.9%安、マイクロソフト[MSFT]が0.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、デル・テクノロジーズ[DELL]は1日に決算を発表し、四半期決算が市場予想を上回ったほか通期見通しも大幅に引き上げたことで15.8%高となり、S&P500株価構成銘柄で上昇率トップとなりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%低い4.78%となりました。3日朝のドル円相場は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
金利上昇の一服により米国主要3指数は揃って反発しました。前述の通り、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインフレは引き続き鈍化している兆候があると述べたほか、エネルギー価格上昇の影響は他のサービス分野には波及していないとの見方を示しました。また、ドル円相場は一時158円台前半まで円高が進みました。為替介入との見方はされていないようですが、タカ派の委員である高田審議委員が昨日の講演で9月の利上げの可能性に言及したことも影響している可能性がありそうです。
夜間の日経平均先物は130円高の64,480円で取引を終えました。米国市場の上昇の流れを受けて、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートとなりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
